
追加点奪えず今季3度目の痛み分け/関東大学1部リーグ戦
第4節終了時点で2位につけている明大は、7位の東海大との一戦。前半に稲垣のゴールで先制するも、後半に追い付かれ追加点を奪えず1-1の引き分けに終わった。
リーグ戦2連勝中の明大は東海大をホームに迎えた。「長いボールを前線のターゲットに当てて、セカンドボールを拾って、攻撃をしてくるチーム」(池上寿之監督)に対して、明大は前線から素早いプレッシャーをかけ、相手からのロングボールを制限。ミスを誘った明大は相手の前進を許さず、ボールを握る時間を増やした。12分には右サイドをパスで崩し、抜け出した藤森がシュートを放つ。オフサイドの判定も、ゴールを果敢に狙い続けると24分に試合が動く。小林のロングパスに反応した稲垣が、ファーストタッチで相手を抜き去るGKとの1対1を落ち着いて流し込み先制。今季リーグ戦初得点を挙げた稲垣は「あの形は自分でも得意としていて、理想としている形なので、得点につながったのは非常にポジティブだと思う」。このまま前半を1-0で折り返す。

(写真:積極的に攻撃参加をした八巻)
後半も明大のペースが続き、50分には明大に決定機が訪れる。石井のパスに真鍋が抜け出しポスト直撃のシュートを放つ。しかし、後半から強く吹く風に押され徐々に東海大にチャンスをつくられる。54分には、高い位置でボールを奪われ、カウンターからピンチを招く。65分に再びビルドアップのミスから相手にゴールを奪われた。勝ち越し点を挙げたい明大は内山、開幕戦ぶりの出場となった島野を投入する。サイドから攻め、ゴールに迫るもシュートを打つまでには至らない。失点後は明大が攻めるも得点は生まれず1-1の引き分けとなった。

(写真:久しぶりの出場となった島野)
何度も攻めた明大だが、追加点を奪えずリーグ戦で早くも3度目の引き分けとなった。「相手に少し受けてしまった。ハングリーさ、アグレッシブさをもっと出していきたい」(池上監督)。次節は中2日で慶大との一戦が控えている。短い期間での修正力が問われる。
[竹本琉生]
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