
水野がストレート勝ち 準決勝進出/関東学生テニストーナメント6日目
明大勢が準々決勝3試合に出場した関東学生テニストーナメント(春関)6日目。男子シングルスでは水野惺矢(政経2=四日市工)が勝利し、明大勢唯一の準決勝進出を果たした。
◆4・28〜5・5 関東学生テニストーナメント(有明テニスの森)
▼5・3
[男子シングルス準々決勝]
〇水野 2{6―3、6―3}0 島(早大)
[男子ダブルス準々決勝]
川上・山口組 0{2―6、3―6}2 菅谷・有本組(慶大)〇
五十嵐・金組 0{2―6、3―6}2 寺島・永井組(法大)〇
【男子シングルス準々決勝:水野惺矢VS島笙太(早大)】
前試合を6―1、6―1で完勝した水野は、1年生ながら強力なサーブを武器に勝ち上がった島との準々決勝に挑んだ。
第1セット序盤は互いに長所を出し合う展開。水野はストロークに安定感があり、島は第6ゲームまでに4本のサービスエースを記録しキープが続く。ゲームカウント3―3で迎えた第7ゲーム。水野は徐々にサーブにも対応し始め、15―40とブレークポイントを握る。1本返されたものの島のショットがネットにかかり、この試合初のブレークに成功してリードを奪った。第8ゲームは40―30まで詰め寄られるも粘ってキープし、続く第9ゲームもブレーク。「1回ブレークして自分がキープしたところで、逆にギアを上げてセットを取り切れた」。4連続でゲームを取り、カウント6―3で第1セットを獲得した。
第2セットに入っても水野の安定感は衰えない。サーブから主導権を握り、相手のミスを誘う。「サーブからの展開が良く、自分のサービスゲームをキープしてリズムに乗れた」。ゲームカウント2―1の第4ゲームも安定したショットでブレークポイントを握ると、相手のダブルフォールトでブレークに成功し、第2セットも一歩前に出る。その後は両者キープが続き、5―3で迎えた第9ゲームを水野がラブゲームで獲得。6―3、6―3のストレート勝ちを収めた。
この勝利によって水野はベスト4以上が確定。昨年11月の関東学生テニス選手権大会(夏関)での3位超えを目指し、菅谷優作(慶大)との準決勝に挑む。
[橋場涼斗]
試合後のコメント
水野
――試合前にどのような対策を練って試合に臨みましたか。
「昨日、後輩の杉本(一樹・営1=湘南工科大付)と島選手の試合を見ていたので、サーブがすごく強いのは分かっていました。相手のセカンドサーブにプレッシャーをかけて、サーブの確率を落とすことを意識して、少しでも多くポイントを取ればチャンスはあると思っていました」
――第1セットは中盤までキープし合う展開が続きました。
「相手もサーブがいいのでこのような展開になることは分かっていました。ブレークされると相手に流れが行くので序盤は自分のサービスゲームに集中して、余裕が出てきたらリターンゲームでプレッシャーをかけるように意識していました」
――第2セットは振り返っていかがでしたか。
「第1セットと同じように、取るところを取り切れて勝てたので良かったです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「夏関はベスト4で負けてしまったので、準決勝で勝てるように頑張りたいです」
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