
10年ぶりのベスト4 粘りのプレーで青学大に勝ち切る/関東大学バスケットボール選手権
昨日、9年ぶりのベスト8進出を決めた明大。勝てば10年ぶりのベスト4となる青学大との天王山を迎えた。前半こそ苦しんだものの、後半は明大らしいプレーで差を詰める。第4Qで同点に追いつくと、勢いそのままに青学大を下した。
◆4・29~5・4 第74回関東大学バスケットボール選手権(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場他)
▼5・2対青学大戦(国立代々木競技場 第二体育館)
○明大73{15―25、21―14、17―16、20―9}64青学大
スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。
勝てば10年ぶりのベスト4が決まる第3戦。相手は前日、大東大を下した青学大。「少し緩い入りになって、こちらとしては望んでいない展開になった」(武藤)と、フリースローの精度を欠き15―25で第1Qを終える。しかし続く第2Qではリバウンドからのセカンドチャンスを拾い、36―39で前半を折り返す。
第3Qは両者ともに堅守が光り17―16の接戦に。そして勝負の第4Q。果敢な攻めから開始直後に同点に追いつき、流れをたぐり寄せる。その後は「今まで通り練習してきたプレーが出せた」(鬼澤)と、強度のあるプレーで相手を寄せ付けず。「(ゴール下へ)飛び込もうという意識で臨んだ」(塚田)と最後まで気合の入ったプレーを見せ、73―64でベスト4へ駒を進めた。
次戦の相手は、昨年度関東大学1部リーグ戦で苦戦を強いられた白鷗大。「(白鷗大は)強度が高いので負けずに自分たちから仕掛けたい」(針間)と、ひるむ様子は全くない。「チャレンジするということが今大会のテーマ」(千葉)と強く意気込む。挑戦する精神を忘れずに、強豪相手に土をつけることはできるか。
[川瀬吾一]
試合後のコメント
千葉主将
――今試合を振り返っていかがでしたか。
「今日はチーム全員で勝ち取った勝利だと思っています。出ている選手、ベンチにいる選手、応援している選手、学生コーチ、学生スタッフ、大人スタッフの方々、みんなでチームとして一体感を持って戦えた結果が今日につながったと思います」
針間
――チームの雰囲気はいかがですか。
「今年は頑張れる選手が、自分たちから声を出して色々発信していったりすることで、他の選手も付いてきています。それがいい循環になっています」
武藤
――今大会、下級生の出場も多く見られますがそのことについてどのように感じていますか。
「いい下級生が来てくれて、上級生の自分たちはどう下級生が気持ちよくプレーさせてあげられるか(が大事)だと思うので、そこは自分たちでアドバイスや声かけを意識していました」
塚田
――試合のゲームプランはどのように組み立てていましたか。
「スカウティングをして、相手の3番(新井翔太)と12番(広瀬洸生)、77番(芦田真人)が得点源なので、そこを抑えるようにしていきました」
鬼澤
――明日の試合の意気込みをお願いします。
「明日の試合に向けて気持ちを切り替えてチャレンジャー精神を持って頑張っていきます。個人としては、チームを支えられるように自分のできることを全力でやっていきたいと思います」
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