駒大に完封勝ちで連勝/関東大学リーグ戦
第1クォーター開始直後、本学選手のタックルを受けた相手選手が倒れてしまい、25分ほど試合が中断するというハプニングが発生。「モチベーションを下げちゃいけないと思った」(喜代吉・理工3)。その言葉が示すように本学はRB喜代吉、RB北村(政経2)らが得意のランプレーでゲインを重ね、第1クォーターだけで早くも3回のタッチダウンを奪う。また、「今日はディフェンスで試合をつくろうと思って臨んだ。DLのラッシュがしっかりかかれば勝てる」(小林・政経3)というようにディフェンス陣も相手のラン、パスに上手く対応し相手の攻撃を断ち切り、リズム良く攻撃につないだ。「みんな今日は最初から力が出せた」(小谷田・政経2) 。前回の立大戦で見つかった「最初から力を出せなかった」(芹澤・文4)という課題も修正ができていた。
第2クォーターに入っても本学の勢いは止まらなかった。QB加藤(政経2)が79ヤードのロングゲインでそのままタッチダウンを奪うと、喜代吉が65ヤードのロングゲインを含む2回のタッチダウンで追加点を重ねる。さらにQB田中(蔵・政経2)がWR岩下(営1)への28ヤードのパッシングタッチダウンを成功させる。第2クォーターだけで4つのタッチダウンを加え、前半を終えるまでに49-0と突き放し、勝利をほぼ手中にした。
後半ではスターターのみならず、控え選手を多く投入した。中でもルーキー・RB宇佐美(政経1)は65ヤードを走りぬけて、駄目押しのタッチダウンを奪取するなど、スターターにも負けない活躍を見せた。
「今日はオフェンスもディフェンスも完璧だった」(小谷田)。前回の立大戦とは違い、選手たちも満足のいく勝利だった。それだけではない。宇佐美ら控え選手の活躍は以前目標に掲げていた“全体の底上げ”が順調に進んでいることの証明にもなった。
しかし喜んでばかりはいられない。次節の相手・中大は「サイズのある相手」(杉山主将・政経4)。リーグを戦い抜いていく上で障壁となる強敵だ。「ターニングポイントになる試合だから濃い練習で2週間追い込んでいく」(芹澤)。
Bブロック最強と目される法大を下し、クラッシュボウル、甲子園ボウルへの道を切り開くために「詰めるところを詰めて、総力戦で臨む」(芹澤)。連勝の勢いと確かな努力で勝利を積み重ねていくことができるか。
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