リーグ2週目を終え7位/関東大学秋季リーグ戦
<国士大戦>
公式戦では昨年の秋季2部リーグ戦以来となる国士大戦。サーブで崩し得点を重ねるというスタンダードで本学優位なバレーを展開し、10点もの大差を付け第1セットを制した。続く第2セットでは中盤まで1、2点を追う形となるものの、16-18から廣本(商3)、松本(文1)のスパイクなどで連続得点し逆転。その後は相手に1点しか与えないほどの勢いで第2セットも奪った。
そのまま順調にストレート勝ちするかのように思えた本学だったが、第3セットは序盤からサーブミス、レシーブミスを連発し点差が広がり、第4セットでは攻撃パターンが読まれブロックにつかまるなどで試合展開は国士大ペースに。2セットを追い上げられ試合はフルセットにもちこされた。
「1セット1セット、1点1点が勝負」(廣本)。気持ちを切り替え、チームを活気づけた廣本のスパイク2本、フェイント攻撃、ブロックの4連続ポイントで序盤から一気に差を付けたフルセット。木村(法2)のサーブで相手を崩し、そこから生まれた攻撃チャンスを生かし確実に得点を重ね、再び勢いを取り戻した本学が勝利した。
<東海大戦>
9試合中、4試合を終えた時点での本学の順位は7位。入替戦圏内に位置する本学5戦目の相手は全勝中の東海大。北京五輪にコート入りを果たした清水(東海大)率いる強豪チームだ。
第1セット、本学が先制点を決める。順調に2点目も上げたところで、全勝中で勢いに乗る東海大の攻撃が爆発。一気に6点まで点数を決められてしまう。しかしこのまま黙っているわけにはいかない本学は1部リーグ現在、最多得点3位につけている廣本(商3)のスパイクや田辺(法2)のブロックで攻め、4連続得点ですぐに同点まで持ってくる。そこからは一進一退の攻防が続く。両者とも譲らず、ほとんど点差が開くことなく試合は後半に突入。12-12まで来たところで本学が4連続ポイントを決めリードする。すぐに東海大側がタイムアウトを要請し体制を立て直そうとするが、試合の流れは本学へ。関(文2)の攻撃や深町主将(政経4)のブロックが決まり4連続ポイント、21-15と東海大を大きく引き離す。東海大も粘りのプレーを見せ追いつこうとするが、このセットは本学がリードしたまま、強豪・東海大を下し見事本学が制した。
第2セット、このままの勢いを維持したい本学は序盤、東海大にリードを許すも廣本の攻撃を中心として4連続得点を決めるなど、高さと速さのある東海大の攻撃にも食いつく粘りのあるプレーを見せる。しかし、徐々に相手チーム・清水(東海大)の左腕から繰り出す豪快なクロスのスパイクが決まり始めると本学は連続失点を余儀なくされる。負けじと本学も粘りのプレーを見せ試合は競り合いになるが、東海大が1部3位の意地を見せ、20-25で本学はこのセットを落とした。
続く第3セットの序盤、東海大に5連続得点を許した本学はレフトを松本(文1)から木村(法2)に交代し、試合の流れを変えようと試みるが、清水(東海大)の豪快スパイクが連続で決まるなど、このセットも相手に許してしまった。
後がなくなった第4セット、本学は廣本のスパイクで先制点を決めるが、勢いに乗る清水(東海大)の攻撃が次々と本学のコートに叩きつけられる。豪快なクロスを防ごうとブロックに着くも、世界を経験した高さと速さには敵わなかった。終わってみれば本学はこのセット10点もの差をつけられて試合終了。第1セットを先取しただけに悔しさの残る結果となった。
「強かった」と深町主将は東海大の実力を振り返る。本学は東海大との5戦目を終え2勝3敗の7位で未だ入替戦圏内。残り4戦の試合結果によっては自動降格の可能性もまだ捨て切れない。「国武と早大に勝って自動降格の可能性をなくしたい」(深町主将)と選手たちも意気込むように、確実な1部残留のためには27日と28日の対国武大戦と対早大戦に負けは許されない。
関連記事
RELATED ENTRIES