
ルーキーが躍動 石井・水谷ペアが3位/関東学生新人選手権
関東学生新人選手権が所沢市民体育館で開幕した。1日目のダブルスでは明大から4組が出場し、石井佑季(商1=希望が丘)・水谷悠真(商1=実践学園)組がベスト4、世古凱士(国際1=松徳学院)・小園江紀也(政経1=野田学園)組がベスト8と好成績を残し、2、3日目のシングルスに向けて弾みをつけた。
◆4・24~26 関東学生新人選手権(所沢市民体育館)
▼男子ダブルス
石井・水谷組――3位
小園江・世古組――ベスト8
飯村将・梅木組、千年・加藤組――ベスト16
「世古とダブルスを組むのは初めてだったが、その中でコミュニケーションを取りながらプレーできた」(小園江)。初戦は1セットを落としたものの、3、4、5回戦でストレート勝ちを収めるなど尻上がりに調子を上げていった小園江・世古ペア。ベスト4を懸けた準々決勝では、駒大のペアと対戦した。1ゲーム目、両者一進一退の攻防を繰り広げ、デュースにもつれる展開に。「1ゲーム目を取りたいという気持ちが強くなって、思い切って攻められなかった」(世古)と積極的な攻撃ができずにいた。その中で「1点リードした時に、(齋藤清)総監督がタイムを取ってくださって、そこで『攻めないと勝てない』と言われて、思い切っていくことができた」(世古)と大事な1ゲーム目をつかみ取った。2ゲーム以降は相手に流れを奪われ1―3で敗れたものの「今回の試合でダブルスでの点の取り方が分かった気がするので、次に生きる試合になった」(小園江)と確かな手応えを得た一戦となった。
明大勢で唯一準決勝へ駒を進めたのは5回戦、準々決勝をともに3―0で突破した石井・水谷ペア。飯村将・梅木組を破った中大のペアが準決勝で立ちはだかった。「(相手の具体的な情報は)特に聞いてはないが『勝てるよ』というのも(飯村将・梅木組から)言われたので、勝ちたいなと思った」(水谷)。しかし、序盤から相手の勢いに押され気味で2ゲームを先取される。後がない中で臨んだ第3ゲームは、カウント1―3から6連続ポイントを獲得して大きくリードをすると、その後の相手の追い上げにはタイムアウトで時間を取って勢いに乗らせず、11―6で1ゲームを奪取。「サーブレシーブを工夫して流れが良くなった」(水谷)。第4ゲームではリードする場面もあったが「最後、攻めなければいけないところで決められなかったり、凡ミスが出てしまい追い付かれてしまった」(石井)。デュースの末に落とし、ゲームカウント1―3で準決勝敗退となった。
今大会の優勝ペアには全日本学生選手権への推薦権が与えられるが、今年度もあと一歩届かなかった。ただ、翌日以降はシングルスが行われる。「ダブルスでは勝てなかった分、シングルスでも成績を残せないと意味がないと思うので、シングルスも優勝を目標にして頑張りたいと思う」(石井)。次世代の紫紺たちの快進撃に期待したい。
[北原慶也、晴山赳生]
試合後のコメント
石井
――準決勝全体を振り返っていかがですか。
「最初はそんなにやりやすくない相手で、調子も上がらなかったのですが、徐々にお互いが励まし合って、調子を上げられたので良かったなと思います。最後大事なところでミスが出たのが弱いところだと思うので、そこをしっかりつないでレベルアップしていきたいです」
小園江
――良かった点と反省点を教えてください。
「自分は行きすぎてしまう癖があるのですが、3ゲーム目途中の後半で、細かいところのミスが多くなってしまって、パートナーに迷惑を掛けてしまったなと感じています」
世古
――今後への意気込みをお願いします。
「自分はまだまだ実力不足なので、一試合一試合に向かっていく挑戦者の気持ちでやらないと絶対勝てないと思うので、その気持ちで頑張ります」
水谷
――大会までにペアとのコミュニケーションの面で意識した点はありますか。
「練習時間以外にも自分たちだけで『ちょっと練習しよう』というときとか、そうした時間外の(練習)が多いというか、自分らでやっていくのが結果には少しつながってるのではと思います」
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