12選手が出場 小川礼が3位で表彰台に/JOCジュニアオリンピックカップ

2025.04.27

 JOCジュニアオリンピックカップが横浜武道館で行われた。明大からは以下2部門に計12人が出場し、57キロ級フリースタイルで小川礼寿(文2=飛龍)が3位入賞を果たした。

◆4・26~27 JOCジュニアオリンピックカップ(横浜武道館)
[男子フリースタイル]
▼57キロ級

小川礼――3位
▼61キロ級
角本――2回戦敗退
原田――3回戦敗退
▼65キロ級
曽野――3回戦敗退
三島――2回戦敗退
吉田――3回戦敗退
▼74キロ級
和田――2回戦敗退
小川滉――2回戦敗退
小嶋――2回戦敗退

▼79キロ級
瀬能――2回戦敗退
村井――1回戦敗退

[男子グレコローマンスタイル]
▼60キロ級
國年――2回戦敗退

 今大会、明大で唯一の3位入賞となった小川礼。「動きがあまりよくなくて。だいぶぎりぎりの戦いになってしまった」と初戦、続く3回戦も僅差を争う展開になるも、序盤から相手にスキを与えない果敢な攻撃が功を奏し、準々決勝まで駒を進めた。

 前2戦とは一転、「自分の思うような動きができた」と振り返る準々決勝。小川礼は前半開始早々、相手を2度場外に押しだし得点を重ねる。さらに前半2分、相手を左肩から投げ倒し、ローリングで一挙4点を奪う。そのまま勢い止まらず、前半残り10秒を残し計12得点を挙げ、見事テクニカルスペリオリティ勝ちを収めた。

 迎えた準決勝。開始1分、2点技を決め、試合を優勢に進める小川礼。ところが後半開始早々、ローリングで4得点を奪われ、形勢逆転。その後同点に追いついたかと思われたものの相手側のチャレンジにより判定が覆り、4点差に。最終スコアは6―2とやむなく小川礼は準決勝で姿を消した。「あと一つ勝つことができれば、初めて代表としてアジア大会などに出られるという中で負けてしまったのはとても悔しい」。

 今大会、明大勢として躍進とはならなかったものの、頼もしい新戦力の兆しが見られた。次戦はリーグ戦となる。新たな戦力が加わり〝チーム明大〟としてどのような力を発揮するのか。次戦も選手たちの活躍から目が離せない。

[杉山瑞希]

試合後のコメント
森監督

――今大会を振り返っていかがですか
 「小川が3位に入ったというのは一つ収穫かなと思っています。ただ対戦相手については、練習の時は勝ちきれていたというところもあって、やはり試合と練習では違うというのが残念でした。また、明大としてロースコアになった中で最後勝ちきれないというところがありました。勝ち切る練習を意識してやってきてはいるけれどもそれが他大学さんに比べると少なかったかなと思います。今回の反省を糧にして次に生かしてもらえたらなと思います」

――次のリーグ戦の目標についてお聞かせください。
 「なかなか大きいことは申し上げられないのですが、まず少なくとも昨年度の順位より上げることです。今ターゲットにしているのが早稲田大学、そして東洋大学。この二つに勝つことができれば、少なくとも昨年より順位が上がる。この二つに勝ち切るということを意識するように心がけています」

小川礼
――今大会を振り返って良かった点と悪かった点を教えてください。
 「良かったところは少ないのですが、初戦は自分の思うようにできなかった中、準々決勝から自分のレスリングが波に乗ってきたというか、ギアを上げられたというところは良かったんですけど、準決勝の相手は倒せない相手ではなかったなと思うので、やはりそういうチャンスをものにできなかったというのは大きいなと思います」

――リーグ戦に向けて意気込みをお願いします。
 「少しでも大学の勝利に貢献できるようにしたいです。2年生になって後輩も入ってきた中で、1年生の頃のリーグ戦は自分のことで精一杯だったので、チームを盛り上げられるようなレスリングをしたいです」