開幕2連敗 相手を崩せず完敗/関東学生春季1部リーグ戦

2025.04.27

 惜敗した駿河台大戦から間を空け、東農大との一戦を迎えた。前半には3つのPC(ペナルティコーナー)を獲得するなど高い攻撃力を見せたが、第2Q終了直前の失点から相手のペースに持ち込まれ、後半は防戦の展開を迎える。その後も得点を許し、2連敗を喫した。

 初戦を黒星で終えた明大。2季ぶりとなるリーグ戦優勝に向け、2戦目の東農大戦には勝利への大きな期待が寄せられた。前半から果敢に攻めの姿勢を見せ、MF児玉陽向(政経3=横田)らのパスワークを起点に、相手の陣内に迫る。第2QにはPCを獲得しチャンスを作り出したが、相手の守備陣を崩せず無得点に終わる。その後も攻撃意識を緩めることなくゴール前まで迫ったものの、決定機をモノにできない。試合の均衡が破られたのは第2Q終了間際、相手にPCを与えてしまい、これを決められて0-1で試合を折り返す。

 ハーフタイム後には円陣が組まれ、選手たちは気持ちを新たに試合に臨んだ。1点を追いかける展開の中で後半開始から猛攻を見せたが、相手GKの好守備に阻まれる。中盤には相手の攻撃を間一髪でしのぎカウンターにつなげたものの、ここでも決めきることができなかった。その後は相手に主導権を握られてしまい、0-3で試合を終えた。

 FB髙橋澄世主将(商4=横田)は「前半を通して攻めることができていた。得点力が自分たちのチームの課題」と振り返り、悔しさをにじませた。予選リーグは残り1試合、早大との戦いとなる。明大の持ち味である攻撃力を発揮できるかに期待したい。

[大島菜央]

試合後のコメント
新井健史監督
――今日の敗因についてはどのように考えられていますか。
 「これ一つということではありませんが、みんな気持ち的にも冷静に落ち着いてやってくれれば良かったのですが、リードされてからバタバタしてしまったという印象です」

髙橋
――試合を振り返っていかがですか。
 「こちらの組み立てとしてはかなりいい形で攻めることができていたのですが、なかなか点数という結果に表すことができず、少し焦ってしまう場面もありました。そのまま相手にいい形で点を取られてから流れを持っていかれてしまいました」