
男子6位、女子8位で王座決定ならず 王座ワイルドカード決定戦へ/関東学生アーチェリー男女1部リーグ戦
関東学生男女1部リーグ戦(リーグ戦)・第2記録会が夢の島公園アーチェリー場で行われた。先週の第1記録会では男子が5位、女子が6位となったが、第2記録会でも順位を上げることができず男子が6位、女子は8位に順位を落とした。全日本学生男女王座決定戦(王座)への切符は26日に行われる関東学生王座ワイルドカード決定戦(ワイルドカード)に託された。
◆4・12~20 関東学生男女1部リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)
▼4・20 第2記録会
男子 明大――6位
女子 明大――8位
男女共に12大学が出場し、各大学男子の部は上位6人、女子の部は上位4人の総得点によって大学の順位を決める今大会。4位以上で目標とする王座出場となるが届かずワイルドカード出場となった。
[男子]
第1記録会では28位とスコアが伸び悩んだ武藤圭(法4=明大中野)。「自分が点数を出して、チームを王座出場へ導いてやるぞという気持ち」で第2記録会に臨んだが、強風の中思うようにスコアを伸ばせず。一時は全体11位に食い込んだものの「風で流される分、どこを狙えばいいかを意識して射っていたが、なかなか最後まで合わずに射ち切れなかった」。最終スコア593点で全体26位と、課題の残る結果となった。明大勢で次点につけたのは、第一記録会で全体15位の好成績を残した大場聖也(理工3=明大中野)。「風が強くて、厳しい環境の中での試合になってしまい、自分の力を発揮できなかった」と安定感を保てず、最終スコア591点の全体27位で今大会を終えた。第2記録会を終え、明大男子は6位とリーグ戦での王座進出を決めることはできなかった。26日に行われるワイルドカードでの首位突破のみが、王座進出への残された道となる。「一射も気を抜かずに、しっかりと射ってチームを王座に導きたい」(武藤)。チーム一丸となり、昨年たどり着けなかった舞台へ突き進む。
[女子]
午後の女子部も風に苦しんだ記録会となった。「風が強くて、一射一射風を見極めながらの試合だった」(木村有希・法3=明大八王子)。立ち上がりにつまずくも明大勢トップの成績を残したのは木村。第1ラウンド終了時点では40点で63位だったが、最終的には574点で全体15位につけた。「出だしはあまり良くなかったが、これを射たないと王座に行けないと思い、後半で立て直して頑張った」(木村)。次点の成績を残したのは中島梨々香 (商4=国学院)。561点で全体19位の成績を残した。「先週あまりベストを尽くせなくて、その分今週で4位までに入って王座を決めたいという思いが強かった」(中島)。しかしチーム全体では6位に終わった明大。王座進出へ最後の望みを懸けて26日のワイルドカードに臨む。「去年もワイルドカードに出場して、本当に悔しい思いをしたので、あの思いを二度としないようにワイルドカードで絶対に王座を決めたい」(中島)。ワイルドカードを勝ち抜き歓喜に湧く明大の姿に期待だ。
[晴山赳生、佐藤比呂]
試合後のコメント
大場
――スコアが上下していましたが、要因を教えてください。
「風に対しての対応ができなくて、こうしてみようとか色々試してしまって、前回と同じように射つことができなかったので、そこは反省したいなと思います」
――ワイルドカードに向けて意気込みをお願いします。
「絶対にこのチームで王座に行きたいと思います」
武藤
――今日の試合振り返っていかがでしたか。
「今日は先週よりも射ちにくい環境で、なかなか合わせることができなくて先週よりも悪い点数だったので、ちょっと反省の多い試合でした」
――最終順位は26位でしたが、どのように捉えていますか。
「やはり個人としても反省の残る結果となって、チームとしても1番手が600点を出せてないというのも反省の一つです」
木村
——第1記録会から意識したことを教えてください。
「(第1記録会は)雨がすごくて矢が下に落ちるのがあったので、今週は一射一射フィードバックして体感がブレないように意識しました」
——良かった点と反省点を教えてください。
「今日の試合で良かったことは、風を読みながら妥協せず、毎射毎射フィードバックして打てたことです。反省点は後半スコアが下がってしまったのが、点が下がることによる焦りが出て、早く打ってしまったりしたので、ちゃんとフィードバックすることをやりたいと思います」
中島
——今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「風が強くて風を読んで打つのに苦労しました。一射ごとに風の流れが変わったりしていて、そういったところも含めて風の対応がまだまだ練習が足りなかったなと実感しました」
——序盤から立ち直って最終的には22位でフィニッシュでしたが振り返っていかがでしたか。
「うまく打てた射は良かったんですけど、やはり風に流されてしまって失点してしまったことが多かったので、そういう無駄な失点をなくしたかったなという思いです」
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