
激闘の末強豪・日体大に勝利! 開幕2連勝を飾る/関東学生春季1部リーグ戦
関東学生春季1部リーグ戦(春リーグ)2日目。前日の日大戦で開幕戦勝利を果たし勢いに乗りたい明大は昨年度春リーグ優勝校・日体大と対戦。前半はGK坂本京介(営1=洛北)の体を張ったスーパーセーブがさく裂し18ー15で試合を折り返す。後半点差を詰め寄られるも、最後は32ー31で勝利をつかんだ。
◆4・19~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)
▼4・20 対日体大戦(日大八幡山体育館)
◯明大32{18ー15、14ー16}31日体大
試合開始直後、小泉涼太(農3=藤代紫水)のサイドシュートが決まり先制点を決めると、2分には相手の反則を取り7メートルスローを獲得する。ケガから復帰した崎前風諒(政経3=北陸)が得点。「チームのためにプレーできるのが一番うれしい」(崎前)。5分には5点リードに。途中相手の連続得点で点差が縮まるも、日大戦で11得点の活躍を魅せた向谷内海都(営3=氷見)やチームの攻撃の中心の栃尾佑(法3=北陸)が複数得点を決めリードを守る。「(昨年度より)ボールが回るようになったり、シュートの決定率が上がったと思う」(栃尾)。そして今試合でも体を張ったスーパーセーブを魅せたのはルーキー・坂本。前半終了間際、相手の強烈なシュートを顔面で止めた。ディフェンスでも失点を防ぐ場面が多くあり、主にディフェンスで出場した外種子田渓汰主将(商4=国分)は「要所要所で守れたのは大きかった」と振り返った。18-15で試合を折り返す。
後半が始まると、序盤はペースをつかみ試合を優位に進める。パスミスからの失点が連続し2点差となった場面はあったものの、攻撃を緩めることはなく得点を重ね、後半16分の時点で25ー21と勝利が見えてきた。しかし、明大側が反則を取られ1人が2分間の退場になると、流れは一気に日体大へ傾いた。数的不利の時間に3連続得点を許し、1点差まで詰め寄られる。退場の時間が終わっても、得点を取っては取られる苦しい展開が続いた。細野聖太(政経4=春日丘)が相手の守備をかいくぐって何度もシュートを決めるも日体大は食い下がる。「僅差の試合になると分かっていたので、いかに耐えるかでチーム力が試された」(栃尾)。懸命な守備や坂本のセーブで同点にはさせず、最終盤まで点差はわずかに1点。残り数秒で日体大がゴールに迫ったが、試合終了と同時に放ったシュートは枠外へ。一進一退の攻防を耐え抜き、見事に勝利を収めた。
接戦を制し開幕2連勝を果たした明大は、次戦に全日本学生選手権4連覇中の中大を迎える。「ディフェンスをしっかりしてロースコアで守って、ハイスコアで勝つ試合ができれば勝てると思う」(坂本)。勢いそのままに強敵へ立ち向かう。
[木曽琴乃、橋場涼斗]
試合後のコメント
加藤良典監督
――ディフェンス面はいかがでしたか。
「選手一人一人のフットワークが上がって、キーパーも追い込んだシュートを取ってくれています。今ディフェンスがすごくいい状態なので、継続してもっと精度高くやっていきたいと思います」
外種子田
――開幕2連勝をどのように捉えていますか。
「正直今までにない経験なので、浮き足立つのも怖いし、逆に勢いに乗れたらいいとも思います。まだあと7戦あるので、1試合ずつ乗り切っていきます」
崎前
――後半追い上げられた時間、チームの中でどんな声掛けがありましたか。
「我慢する時間は絶対60分あるかなと思っていたので、もう一回バックチェック(攻めた後の戻り)をしようと言っていました」
栃尾
――開幕2試合を通して良かった点はありますか。
「自分の長所であるゲームメークで周りに点を取らせているのは良いのですが、もう少し自分のミスを減らして、自分でも点が取れるように頑張りたいです」
坂本
――開幕戦を勝利して迎えた第2戦でした。
「開幕戦を勝ったら勢いでいけるとチームで言っていて、相手も強豪のチームだったのでバックチェックを早くしようと全体で決めて、それがいい感じではまりました」
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