
林が2戦連発 流経大に勝利/関東大学1部リーグ戦
風が強く吹く中行われた第4節・流経大戦。後半に林のゴールで先制すると相手の猛攻を最後まで防ぎ、2連勝を果たした。

前半、流れをつかんだのは流経大。明大はロングボールを多用してくる相手にボールを握られる時間が続き、サイドからのクロスで決定的なピンチを招くがゴールは許さない。試合中盤から強度を高めた明大はボールの保持率を高める。左サイドが起点となり、短い距離間でパスをつなぎ相手ゴールへ迫る。前半不利の向かい風を陣地に戦った明大だが、守り抜き45分間を終えた。

(写真:リーグ戦初出場を果たした八巻)
後半攻勢に出たい明大は林、藤森を投入する。「チームの流れを良くする。時間をつくって、自分のところからチャンスメイクして点取るというのを意識して入った」(林)。後半に入り、裏へのボールを増やした明大は試合の流れを握る。59分、高い位置からのスローインからゴールが生まれる。速いリスタートからペナルティエリア内の前澤がキープし、折り返したボールを林が連発弾となる先制点を挙げた。起点となったスローインを投げた八巻は「相手が整っていなかったのが見えて、前澤さんがペナルティエリアで背負っている状況で、相手はファウルできないと思ったので、そこにイーブンのボールを入れればチャンスになるかなと思って入れた」と振り返る。〝明大の3原則〟の一つ、切り替えの速さが光ったゴールだった。得点後は拮抗(きっこう)し、両者チャンスをつくれず時間が進む。試合終盤、攻撃の枚数を増やした相手から猛攻を受けるも最後まで集中を続け、1―0の無失点勝利をあげた。

(写真:決勝点を挙げた林)
4試合を終えて2位につけ、失点数はリーグ戦1位の1失点と堅固な守備を誇る明大。リーグ戦において、負けを引き分けに、引き分けを勝ちに持っていけるチームが優勝をつかむだろう。だが、チームの課題として「一つのワンプレーの重みというのは、やっぱりディフェンス陣のほうがアラートにできている。シュート1本だとしても、その1本を決める攻撃陣が大事になってくると思う」(林)を挙げた。攻撃陣の爆発に期待がかかる。来週には東京都サッカートーナメントが控える明大。社会人チーム相手にどのような試合を展開するか注目だ。
[竹本琉生]

関連記事
RELATED ENTRIES