元榮が新プログラム披露 2位で表彰台入り/リリーカップカナガワ

 4月13日にKOSE新横浜アイスアリーナでリリーカップカナガワが開催され、明大からは元榮愛子選手(商3=目黒日大)が出場した。新プログラムの『ピアノ協奏曲イ短調』を披露し、表彰台入りを果たした。

◆4・5、12~13 リリーカップカナガワ(KOSÉ新横浜スケートセンター
選手権女子

 「先輩方が使っていてすごく素敵だなと思って、やはり最後が近づいてきているからそういう曲を使いたかった」と選んだ新プログラム『ピアノ協奏曲イ短調』。重厚な世界観を表現し、初披露ながら見事な演技を見せた。冒頭の3回転サルコウと2回転トーループのコンビネーションジャンプを成功させると、続くコンビネーションジャンプも回転不足ながら着氷。その後は、回転不足だったが3回転ルッツを着氷し、全ジャンプ転倒なしでまとめ86.06をマークした。

 演技終了後、度重なるジャンプの回転不足の原因について「靴の調整がうまくいっていない。ジャンプのタイミングが全然合っていない」と明かした。「全部が回転不足などで駄目な感じだったんですけど、練習では一つも決まらなかったのに全部着氷できたのは良かった」と課題点を挙げつつも前向きに振り返っていた。

[野原千聖]

試合後のコメント
元榮
――今回の点数を振り返っていかがでしょうか。
 「見た目は立てたけど、ボロボロな感じだった割には点数を出してもらえたかなと思います」

――これから注力していきたいことはありますか。
 「やはり靴の調整をして、今はジャンプがバラバラな状態なので、そこをきちんと戻して、去年よりも少し構成を上げることができるように頑張りたいと思います」