新シーズン開幕! 王座進出に向け男子5位、女子6位発進/関東学生アーチェリー男女1部リーグ戦

2025.04.17

 新体制初の公式戦となる関東学生男女1部リーグ戦(リーグ戦)が開幕した。上位4校に全日本学生男女王座決定戦(王座)への出場権が与えられる今大会。明大は第1記録会で男子が5位、女子が6位と王座出場へ射程圏内につけ、20日に行われる第2記録会に向けて収穫のある一戦となった。

◆4・12~20 関東学生男女1部リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)
▼4・13 第1記録会
 男子 明大――5位
 女子 明大――6位

 男女共に12大学が出場し、各大学男子の部は上位6人、女子の部は上位4人の総得点によって大学の順位を決める今大会。13日に行われた第1記録会は雨風のある厳しいコンディションの中で行われた。20日の第2記録会で順位が確定する。

[男子]
 この日午前には男子の部が行われた。明大勢でトップにつけたのは大場聖也(理工3=明大中野)。「(部内)選考の方でもトップの方だったので、自分が点数を出さなければいけないという意識はあった。実際試合の方でもそれが実現できて良かった」。エンドを重ねるごとに感覚をつかみ、スコアを伸ばしていく。雨が時折強くなるなど環境の変化がある中でも、安定した行射で10+X数は17を記録。618点で全体の15位につけた。「3年連続で(リーグ戦に)出ていて、今年がラストイヤーということで、第1は悔いのないようにやり切りたいなという気持ちで臨んだ」という瀧本健太(法4=文京)。環境に対応できず、スコアが伸び悩んだものの「イレギュラーの中でどれほど自分の普段通りのものを保てるかが大事になってくる。来週はその課題点を生かして最後まで走り抜きたい」と第2記録会に向けて収穫のある一戦となった。 王座出場の決まる4位以内を目指す明大。第1記録会を5位で終え、4位・早大との合計スコアの差は51点に。「チーム全体としては振るわない結果だった。今週の反省点をしっかり生かして、来週も似たようなコンディションになると思うので、選手一同本気で最後まで走り抜いていく」(瀧本)。第2記録会で順位を上げ、王座進出を決められるか。

(写真:明大女子でトップの記録を出した木村)

[女子]
 雨風が強まる中で午後には女子の部が開催され、団体順位6位と、及第点のスタートとなった。「悪天候で前半は特に思うような対応ができなくて、無駄な失点をしてしまった」(中島梨々香・商4=国学院)と、立ち上がりで苦戦を強いられた明大であったが、後半は前半で得た課題を修正し、王座出場を狙える位置についた。個人順位で明大トップの553点をたたき出し23位につけたのは木村有希(法3=明大八王子)。そして、552点で次点につけたのは最高学年を迎えた中島。「今回はあまり自分のベストを尽くせなかったという悔しい思いが強いので、もうこのような思いをしないように残りの1週間でもう一度自分自身の練習にしっかり向き合って、来週は悔いのない結果を残したい」(中島)と、悔しさが募る。続いて541点を記録した29位の畠山実代(法3=捜真女)は、「今回のミスが全て引きの弱さということが分かって、それを直していけばかみ合ってくると思う」と、収穫を得て前向きな姿勢をみせた。昨年は惜しくも逃した王座への出場権。第2記録会で4位以上を目指し、今年こそ王座への挑戦権をつかみ取れるか、注目したい。

[堀口心遥、平良有梨奈]

試合後のコメント
大場
――試合前にコーチからアドバイスはありましたか。
 「いつも通りリラックスして、いつもやっていないことは試合でできないので、余計なことはせずいつも通りにと言われました」

――終始スコア安定していましたが、特に良かったエンドはありますか。
 「前半の最後の方から自分でこの環境の中でうまく射てる感覚を見つけられたので、そこから徐々に点数を上げたのかなと思います」

瀧本
――会場のコンディションはいかがでしたか。
 「雨も降ったり止んだりで、風もすごくややこしい風が吹いてたりしていたので、コンディションとしては結構難しい中での試合だったかなと思います。」

――行射をしていく中で、どのような部分を修正しましたか。
 「基本的な風の向きに対して左に吹いているので、その右目を狙ったりだとか、そういった部分もしっかり行うとともに、イレギュラーの中でも自分の視野を貫き通していくというか、その射ちづらい中でも最後までやり通していくっていうのが結構大事だったのかなと考えます」

中島
――リーグ戦ならではの仲間たちからの応援を受けていかがでしたか。
 「振り向けばすぐ後ろに明治の仲間がいて大きな声で応援してくれて、チームということをすごく感じましたし、雨で寒い中でもこんなにたくさんの人が応援に来てくれて心強かったです」

――大学最後の1年、どんなシーズンにしたいですか。
 「やはりずっと1年間王座というところを目標にやってきたので、やはり王座は絶対に出場したいですし、王座終わった後は個人としてもまだ継続してやっていきたいなと思うので、個人でもインカレなどに出られるようにまだまだ練習していきたいなと思います」

畠山
――今日の結果をご自身どのように受け止めていますか。
 「普段よりは低いんですけど、ただこういう環境、こういう天候の中では結構ベストを尽くせたと思います」

――第2記録会への意気込みをお願いします。
 「来週も天候は悪いと予報が出ているんですけど、それでも今日の結果を超えられるようにベストを尽くしたいと思います。シーズンも始まったばかりですけど、来週からどんどん調子を上げて、王座を目指して頑張りたいと思います」

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