国士大に3-0 開幕初勝利!/関東大学1部リーグ戦

2025.04.17

 第3節は敵地での国士大との対戦となった。前半序盤に得点を決め、優位に立った明大。後半には流れをつかみ追加2得点を入れ、無失点で開幕初勝利を飾った。

 開始早々4分、FKを獲得し、キッカー・宇水が前線右サイドにボールを上げる。それを多久島がゴール前に折り返し、合わせた前澤がヘディングシュート。2節連続前澤の得点で先制に成功。しかしその後、試合の主導権は相手に握られた。巧みにパスを駆使して切り込まれ、ハーフコートゲームを展開される。連携の取れた素早いプレーに翻弄され、何度もエリア内へ攻め込まれる明大。18分には左サイドからフリーでの突破を許してしまったが、小澤が決死のクリアを見せ防ぐ。その後も留まることのない猛攻をDF陣の奮闘でしのぎ、前半は1―0で折り返した。

(写真:先制点を決めた前澤)

 「今チームでやっていることをもっとやろう。ミスしてもいいからチャレンジしていこう」(池上寿之監督)と気持ちを新たに臨んだ後半。徐々に明大がペースをつかみ始め、中盤には強気な攻めが見られるようになった。数度決定機を逃すも83分、途中交代で入った林がPKから追加得点を決める。さらには89分、ショートカウンターから駆け上がりGKを引きつけ、空いたスキを林がフィニッシュ。林の2連続ゴールにより、3-0という圧倒的な形で試合に勝ち切った。

(写真:3得点目に喜ぶ選手たち)

 リーグ戦初勝利を手にした明大。「明治としてはありえない試合を2節した苦しい期間だったが、この勝利で乗り越えられた。意味のある勝利だった」(前澤)と開幕以降低迷した状況を打破することができた一方、監督はポジショニングやボール保持における課題を指摘した。次節は中3日で流経大戦。さらなる修正を加え、この勝利を糧にそのまま駆け上がれるか。前年度の無敗優勝という高い壁を超えるため、島野組は確かな一歩を踏み出した。

[藤原茉央]

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