ディフェンス力欠如により敗戦/学生王座

1999.01.01
 8月、大阪で行われたインカレで優勝した宮原(営4)に続けとばかりに意気込んで挑んだ学生王座。東西から15の大学が集まり、団体戦の学生日本一を決める今大会。しかし、結果は1回戦敗退となった。

 1回戦の相手は東洋大。先陣を切った鈴木(農1)は、相手の粘り強い攻めに判定負け。続く相澤(農1)は、開始直後は優位に試合を進めたが、徐々に相手のペースになり結局判定負けを喫した。なかなか勢いに乗れないチームの流れを変えようと青木が会心のフォール勝ちを収めたが、結局2-5で東洋大に敗戦し、まさかの1回戦敗退となった。

 多賀総監督は「上位を狙えた大会だったのに…。もつれてからのディフェンス力が不足していた」と思うような試合展開を作れなかったことに苦汁をなめることとなった。また少人数の本学レスリング部だからこそ、「下級生がチーム一丸となることの重要性を意識することが他大に比べて要求される。そこをもっと認識させなきゃいけない」(多賀総監督)と技術と意識共に向上させようとする姿があった。

 試合後、今大会を振り返り、また今後の課題について話し合った選手たち。ふがいない結果に思わず涙する選手の姿も見受けられた。個人はもちろんのこと、団体で勝つチームを一刻も早く作り上げることに期待したい。