
ホーム開幕戦 桐蔭横浜大に引き分け/関東大学1部リーグ戦
多くの観客が駆け付けたホーム開幕戦の相手は桐蔭横浜大。スタメン起用に応えた前澤が先制点を挙げるも追いつかれ、2試合連続のドローとなった。

前節スコアレスドローに終わった明大はホームに桐蔭横浜大を迎えての一戦となった。欠場した島野怜(法4=仙台育英)に代わって前節途中出場した石井をスターティングメンバーに抜てき。前半は相手にボールを持たれる展開が続いた。ビルドアップのミスやセカンドボールが取れない明大。一方、桐蔭横浜大は長身の前線2枚にボールを預け、チャンスをつくる。21分、右サイドをドリブルで崩され、ポスト直撃のシュートを受ける。37分にはカウンターからピンチを招きシュートを放たれるも、多久島がブロックししのぐ。前半を0-0で折り返した。

(写真:先制点を挙げた前澤)
修正を図る明大は、後半から藤森と川合を投入。そんな中試合が動く。セカンドボールを回収した前田が前澤との連携でゴール前に侵入し再びボールを受けた前澤が右足を振り抜き待望の先制点を挙げる。リーグ戦初ゴールとなった前澤は「無心で振った結果がゴールにつながった」と振り返った。さらに55分、セットプレーの流れから前澤の落としに多久島がクロスバー直撃のシュートを放った。68分、ここまで集中してきた守備に隙が生まれ得点を許す。その後両者、ゴールを狙うも決定機をつくることができない。終了間際にFW起用となった小泉を投入するもゴールを奪えず1-1の引き分けに終わった。

(写真:FWでの途中出場となった小泉)
新指揮官を迎え新たなサッカーに取り組んでいる明大。選手、監督から現状に満足していないという声があった。「新たなサッカーに挑戦している中で、しっかりつなぎながらゴールに向かっていくところが現状はうまくいっていないです。それに去年まで積み上げてきた三原則(球際・切り替え・運動量)の部分ができずに、勢いが出せなかった」(藤井)。昨年まで積み上げてきたベースの底上げ、新たな戦術へのすり合わせが今後の課題となっていく。次節は国士大との一戦。今シーズンすでに戦った相手に再び勝利を掴むことができるか。
[竹本琉生]
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