
春季リーグ初戦 法大に3-1で快勝/春季関東大学1部リーグ戦
近藤蘭丸(文4=東福岡)が主将に就任し新体制で初の公式戦。1セットを落としたものの、安定感のある攻守を見せ法大に勝利し、春季リーグ初戦で快調なスタートを切った。
◆4・12~5・24 春季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼4・12 対法大戦(小田原アリーナ)
○明大3{25―19、25―21、24―26、25-21}1法大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
桜が満開の小田原アリーナで行われた春季リーグ初戦は法大と対決。第1セット序盤から流れをつかむと連続ポイントを挙げ、法大を突き放したまま20点台へ。「取り切るボールをしっかり仕留めないと勝てる試合も勝てないとうるさく言ってきた」(近藤)と意識してきた20点以降の勝負強さを見せ、第1、2セットを25―19、25―21と点差をつけ獲得した。
第3セットは今試合で初めてリードを許し、中盤で逆転する熾烈(しれつ)なポイント争いが繰り広げられた。20-18と先に20点台に乗ったのは明大だったが、法大が3連続ポイントを挙げるなど両校譲らずデュースにもつれ込んだ。リベロの磯脇がベンチの椅子を乗り越えボールをつなぎにいく場面も見られたが「相手が攻めてきた時に少しこちらが引いてしまい、気持ちの部分で負けていた」(磯脇)と最後は法大が執念を見せ第3セットを献上した。第4セットも一時10―15と5点差まで離されるも、持ち味の粘りや途中出場の山田美雄(政経4=東福岡)がパワフルなスパイクを見せるなどして逆転に成功する。そのまま着実に点を重ね第4セットを奪い、セットカウント3-1で開幕戦勝利を飾った。
新体制になっても明大伝統のコンビバレーは健在で、素早いトスから強烈なスパイクで得点する場面も見られた。またミドルブロッカー陣をはじめ、昨年度から活躍する荒井がブロックで守備の堅さも見せるなど攻守で手応えを得た。「チーム全員で戦って何か収穫のあるゲームにしないと、この春季リーグをやっても意味がない。勝つのも当然だが、チームとして成長できればと思う」(近藤)。春季リーグで一つずつ勝利を積み重ね、新緑の頃にさらに磨かれた〝明治のバレー〟を体現する。
[岩本文乃]
試合後のコメント
近藤
――4年生になって心境の変化はございますか。
「4年生やキャプテンだったりと正直プレッシャーはあり、その分今日は力を出せずに終わったので、チームを勝たせるためにまずは自分のベスト出せるようにマインドコントロールをしっかりやっていかないといけないと思います。4年生は僕や佐々木、黒澤がスタメンで出ていて、その3人が中心となってチームを引っ張っていかないといけないなと今日改めて実感しました」
――今年度はどのようなチームにしていきたいですか。
「最終目標として全カレ(全日本大学選手権)優勝を掲げているので、春季リーグ優勝を僕たちはあまり考えていません。全カレという標準に合わせて一戦一戦成長していけたらと思っています」
磯脇
――春季リーグ初戦にどのような気持ちで挑みましたか。
「自分はリーグを1人で戦い抜くのは初めてなので少し不安はありましたが、駿さん(佐々木)や貴穂(荒井)がキャッチで隣にいてとても安心するので、そういう部分でよく戦えたかなと思います」
――3年生になって心境の変化はございますか。
「上級生になり、下級生の気持ちが少し下がっている時に上げるというか、下げないような感覚だったりといった上級生の意識が少しずつできてきたかなと思います」
荒井
――第4セットで立て直せた要因を教えてください。
「3セット目を取り切れれば良かったですが、相手がセットを取った流れで攻めてきて、4年生が2人出てくれて盛り返せたのかなと思います」
――今年度の目標をお願いします。
「チームとしてはより高い順位を目指していて、個人としてはどんなかたちでもいいので、チームに貢献できればと思っています」
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