
先制点を守り切り慶大に1-0の勝利/インディペンデンスリーグ
前半は最初にチャンスをつくった本学。田中(恵・営1)がゴール前でファウルを受けフリーキックを得ると、佐々木(法1)がゴール前にボールを送る。キーパーの前、絶妙の位置でボールがバウンドし相手の不意をついたが、これは惜しくもゴール右に外れてしまった。その後再び左サイドをドリブルで突破した佐々木のパスに、ゴール前の田中(翔・文1)が合わせシュートを放つも得点には至らない。そして迎えた21分、本学に先制点が生まれる。加川がける左からのコーナーキック。合わせたのは今西だった。「最高でした」とよろこぶ今西に駆け寄り、貴重な1点に沸く選手たち。その後は何度も危ない場面を迎えるも村越(政経4)によるDFラインの統率と、2戦連続で出場を果たした木下(政経3)のファインセーブで切り抜け、リードしたまま前半を折り返した。
ハーフタイムには神川監督不在の中、監督代行を務める藤田主将(法4)、林(商4)、増田(商4)を中心に確認をとる選手たち。「ディフェンスの徹底や自分たちのサッカーをすること」(藤田主将)を念頭に、後半に挑んだ。
しかしその後半、本学はなかなか勢いに乗ることができない。集中しきれない本学は後半開始後まもなく、PKを与えてしまう。ボールはバーに嫌われ失点こそ逃れたものの、最終ラインから村越、木下が声を荒らげる。「みんな自分の仕事をさぼってしまっていた」(木下)。その後は後半から出場した吉原(商3)がこん身のミドルシュートを放つなど徐々にリズムを取り戻した本学。追加点を挙げることはなかったが、集中力を取り戻し1-0で勝利を収めた。
「今回は内容を重視していた」(村越)だけに、試合内容には悔いが残る。ディフェンスの意識、こぼれ球の反応などまだまだ改善すべき点がある。しかしそんな中でもきっちり勝ち星を挙げられることが、今のチームの強みだ。「難しい試合を勝てたことが大きい」(村越)。グループリーグも残すところあと1試合。これまで積み重ねてきたものを自信に、次も勝利を狙う。
☆試合後のコメント☆
・藤田主将
「疲れが見える中で、途中交代の選手が良くやってくれたと思う。ハーフタイムは自分たちのサッカーをすること、ディフェンスの意識、FWにくさびを入れようと話した。攻め込まれる時間帯でもどれだけ自分たちのサッカーができるかが、重要となってくる」。
・村越
「リーグ突破が決まっていたので、内容を重視した。ボールを動かすプレーを統一できなかったのと、追加点を取れなかったのが課題。でも難しい試合でも勝てるようになっていることは、評価できる点だと思う。次はもっと良い内容で勝って無敗で突破したい。そして全体でチームを盛り上げていきたい」。
・今西
「失点しないように、攻撃よりも守備を重視していた。コーナーキックの場面ではよく上がっているけれど、決めたことがなかったから良かった。最高です。トップの選手に比べたらボールをつなげない。でもプレシャーの中でボールを動かして、少しでも楽にサッカーができるようにしていかなければいけない」。
・木下
「前半はみんな集中していたのに、後半は自分の仕事をさぼってチームとして戦えていなかった。だからこそチームを締めるために声を出して切り替えようと言っていた。(PKの場面は)右に来ると分かっていた。自分の威圧感でしのぎました!」
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