
残り4秒の猛攻で何とか引き分け/関東学生秋季男子1部リーグ戦
ここまで2戦2敗と、1部の洗礼を受けた明治。6日の順大戦では接戦を制してようやく1勝を挙げたが、続く13日の国士大戦ではリードしながらも引き分けに終わり、対戦成績を五分に戻すことはできなかった。
敵陣・国士大多摩校舎で行われた国士大戦。「行け行け国士!押せ押せ国士!」と国士大の応援のみが響く中、アウェーの雰囲気にのまれたのか明治の立ち上がりは遅く、常に1~2点先を行く国士大を追う展開となった。
敵陣・国士大多摩校舎で行われた国士大戦。「行け行け国士!押せ押せ国士!」と国士大の応援のみが響く中、アウェーの雰囲気にのまれたのか明治の立ち上がりは遅く、常に1~2点先を行く国士大を追う展開となった。
しかし前半15分ごろ、吉野主将(商4)、加藤(良・農2)、山口(法2)が相次いで単身切り込み連続得点。形勢を逆転した明治はその後も高橋(良・営2)などの活躍で点差を広げ、4点リードで前半を終えた。
ところが後半に入ると徐々に国士大に押し戻され始める。GK・糸(祐・文3)が前半での負傷もものともせずにファインセーブを連発するが、国士大の勢いの前に4点の差はみるみる縮まり、後半27分にはついに追いつかれ、終了7秒前には逆転されてしまう。
誰もが勝利を確信し、国士大の選手は総立ちで歓声を上げた。しかし明治はこの状況にもあきらめず、スキを突いて杉本(営1)が攻め込んだ。残り4秒で杉本の放ったシュートは、試合終了と同時に相手のゴールに突き刺さり、明治の3敗目は辛うじて避けられた。
負けはしなかったものの満足できない試合内容に松本監督は「勝てる試合だったのに。ミスをどれだけ減らせるかが課題だ」と悔しげに振り返り、「上位を目指す上で、格上に勝つためには緊張感のある『試合のための練習』を徹底していかなくては」と、もう負けられない残り5試合を見据えて気を引き締めていた。
関連記事
RELATED ENTRIES