
国士大に無失点勝利 代表決定戦を制す
立大に勝利した明大は国士大との代表決定戦に臨んだ。31分に真鍋が2試合連続弾となるPKを決める。後半猛攻を受けるも守り抜き、1―0で勝利。学生代表の座をつかんだ。

東京都トーナメント学生の部代表決定戦の相手は、中2日で関東1部に所属する国士大。1回戦と同じメンバーでスタートした。前半から国士大が激しいプレスを仕掛ける中、明大は後ろからボールを回し、プレッシャーをかいくぐり相手陣地に押し込む展開に。「今年は後ろからボールを動かして、真ん中をうまく経由して、相手が真ん中を閉めてきたら外が使って、空いたら真ん中をまた使って前進するというのをずっとやっています」(池上寿之監督)。チームとしての狙いがはっきりと現れた。30分、大野のロングパスに反応した林がキーパーを交わしたところで倒されPKを獲得。真鍋が落ち着いて流し込み先制に成功する。

(写真:2戦連続となるPKを決めた真鍋)
後半は変わって、国士大のペースに。50分にはFKからピンチを迎えるも藤井のセーブでしのぐ。後半ほとんどの時間相手にボールを握られる厳しい展開も多久島の競り合いの強さなどが光り、集中した堅い守備で守り抜いて1―0で勝利した。

(写真:フル出場し攻守で存在感を示した小林)
2失点した立大戦からクリーンシートでの勝利を挙げた明大。「立大戦で失点したところを前日のトレーニングで少し修正したので、守備でよくやれていました。またそれを継続して、細かい部分を少しずつ良くして、もっともっと強くしていきたいなと思います」(池上監督)。短い期間での修正力が光った一戦でもあった。来週末から開幕する関東大学1部リーグ戦。連覇を目指す明大の初戦は昇格組の日体大との一戦だ。明大のサッカーを"貫き"勝利を目指す。
[竹本琉生]
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