新チーム始動! 小林のトップチーム初ゴール含む4得点で快勝

2025.03.28

 天皇杯の出場権が懸かった東京都トーナメント学生系の部が開幕。初戦は立大。17分に小林のゴールで先制すると35分に真鍋が追加点を挙げ2―0で試合を折り返す。後半に入ると両者2得点を取り合い、4―2で勝利をつかんだ。

 暖かい日差しの中、島野組の戦いが幕を開けた。初陣の相手は関東大学3部リーグに所属する立大。昨シーズンから明大は監督やコーチ陣が刷新し、新たな顔ぶれがスタメンに名を連ねた。明大は序盤から攻め続けると、試合が動いたのは17分。PAエリア付近でパスを受けた小林が右足一閃。小林にとってのトップチーム初ゴールで先制に成功。「肘の手術から復帰してコンディションが上がってきていない中で、足をしっかり振り抜いて決め切れてよかった」(小林)と喜びを口にした。その後も試合を優位に進めると、35分には田部がエリア内で倒されて得たPKを真鍋が決め切り追加点。2―0で前半を終えた。

(写真:今シーズン主将を務める島野)

 後半開始早々に林のゴールで流れは明大に持ち込んだかのように思われた。だが、49分に藤井のミスから失点を許すとその後は中盤で競り合う時間が長く続く。両者ともに選手交代からきっかけをうかがうと、77分。交代から入った藤森がこぼれ球を押し込み、突き放した。終了間際に追加点を許したものの4―2で初陣を快勝で飾った。次戦は29日に国士大との一戦を迎える。

(写真:今シーズン明大を指揮する池上監督)

 今シーズンは「ボールを動かして相手の嫌がるところを突き、きれいにゴールにつなげていきたい」(池上寿之監督)と昨年からサッカーのスタイルを変更。それでも「キャンプを通してやってきたボールを動かすことが結果にもしっかり表れてきている」と現状を満足げに語る。また、今季主将を務める島野は「今日の試合は今まで積み上げてきたことを発揮できなかった」としつつも今シーズンについて「泥臭さだったりの明治らしさをより強くしていってさらに強い明治をつくり上げたい」と強く意気込んだ。今年度明大サッカー部が掲げた目標は〝貫徹〟。昨年逃した日本一への思いは強まるばかりだ。

[早坂春佑]