
長田、櫻井が自己ベスト更新 悪天候の中でも結果を残す/全日本競歩能美大会
FISUワールドユニバーシティゲームズなど国際大会への出場権をかけて行われた全日本競歩能美大会(能美競歩)。明大からは、長田隼人(商2=松山工)、櫻井建太(法2=星稜)、小迫彩斗(文1=倉敷)が出場した。気温が低く悪天候の中でのレースとなったが、長田と櫻井が自己ベストを更新。FISUワールドユニバーシティゲームズの出場権こそ逃したものの、トラックシーズンに向け弾みのつく結果となった。
◆3・16 第49回全日本競歩能美大会(石川県能美市)
▼男子20キロ
近藤 DNS
6位 長田 1時間22分30秒 PB
11位 櫻井 1時間25分35秒 PB
16位 小迫 1時間27分01秒
向井 DNS
古賀友太選手(令4商卒・現大塚製薬)や濱西諒選手(令5文卒・現サンベルクス)も出場した今大会。レースは序盤からパリ五輪に出場した2人を中心に先頭集団が構成された。早々に離脱してしまう選手も多い中、先頭集団で粘りの歩きを見せたのが長田だ。「ユニバーシアードの代表権を勝ち取るために、前の集団に積極的に付いていこうと考えていた」(長田)。5キロを過ぎたあたりから集団に離され、FISUワールドユニバーシティゲームズの代表権獲得はならなかったものの、自己ベストを更新する歩きを見せた。また、長田と同じく自己ベストを更新した櫻井。「1時間25分切りを目標にしていたが、プラス30秒かかってしまった。でも、この気候の悪さを考えたら計画通りには歩けたかなと思う」(櫻井)。序盤から先頭に遅れをとる展開にはなったものの、地元・石川での凱旋レースで結果を残した。その一方、小迫は自己ベストを更新した2人とは変わって苦しい歩きとなった。前半から先頭に離され、後半もタイムが伸び悩んだ。レースを振り返り「体が動かずに課題が残った」とコメント。今後に向け、改善点が明らかになるレースとなった。
今大会を見事に制したのは明大OBの古賀。現役生たちにとって、偉大なOBの背中を追い続けて歩くレースとなった。それぞれが収穫と課題の見つかった能美競歩。先輩からの刺激も受け、これから迎えるトラックシーズンでの飛躍を誓う。
[安田賢司]
大会後のコメント
長田
——タイムについてはいかがですか。
「僕自身は1時間21分台を目指していましたが、中盤以降に中だるみしてしまいペースが落ちてしまいました。中だるみが起きないようなトレーニングをして改善していきたいと思います」
——20キロの自己ベスト更新が続いていますが、その点についてはいかがですか。
「自己ベストは出せていますが、まだまだ絞り出せるとは思うので、もっといいタイムを出していきたいです」
——今後の意気込みをお願いします。
「5月から関東インカレ(関東学生対校選手権)が始まり、トラックシーズンに入っていきます。切り替えて、まずは関東インカレ優勝を目指して頑張りたいです」
櫻井
——地元・石川での開催についてはいかがですか。
「たくさんのお世話になった方に囲まれてのレースだったので、東京で2年間やって成長した姿を見せられるようにと思って歩きました」
——今後の意気込みをお願いします。
「競技面では結果を求めていくのが第一になるかなと思います。関東インカレ、全日本インカレ(日本学生対校選手権)で全国優勝を目標にしつつ、3年生になるので、率先してチームに貢献していかなければならないと思います。自分が2年前入学した時に憧れを抱いた村越先輩(優汰・文4=横浜)のように率先して周りを引っ張っていけるようになりたいです」
小迫
——天候面での影響はありましたか。
「自分は暑さには弱いですが、寒さには強いと思うので、関係はなかったかなと思います」
——今後の目標を教えてください。
「学生個人選手権で40分台を出して、入賞できるように頑張りたいです。また、関東インカレ、全日本インカレで明大の3枠に入り、得点に貢献できるようにしていきたいと思います」
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