
アイスショー『滑走屋』に大島、江川、菊地が出演/『滑走屋』公開リハーサル
3月8、9日に広島県のひろしんビッグウェーブにて開催されるアイスショー『滑走屋』に先立ち、公開リハーサルが行われた。明大からは大島光翔主将(政経4=立教新座)、江川マリア(政経3=香椎)、菊地竜生(政経2=目黒日大)の3人が出演する。
◆3・7 『滑走屋』公開リハーサル/ひろしんビッグウェーブ
『滑走屋』は、バンクーバー五輪銅メダリストであり、現在はプロスケーターとして活躍している高橋大輔さんがプロデュースするアイスショーである。従来とは異なり、演目75分を一息で演じ切る新感覚アイスショーだ。また、高橋大輔さん自身が選手のスカウトを行っているのも特徴の一つ。大島、江川、菊地はアンサンブルスケーターの枠として出演。ソロの演目はないものの、一つ一つのグループナンバーで存在感を放った。

大島は中盤のプログラムでトレードマークでもある赤のフィンガーレスグローブを身につけ『Centuries』のロックな曲調を中心となって演じた。演技途中には華麗なバックフリップを披露。その他の演目でもダンスやスケーティングで一躍存在感を放っていた。

江川は普段あまり演じることのない曲調に挑む。踊りに特化した激しい曲調のプログラムで、氷上とは思えないキレとスピード感で駆け抜けた。『cut my fingers off』では、妖しい微笑みを見せるなど、表現力でも魅せた。

菊地は疾走感あふれるスケーティングと力強さで魅せた。公演終盤には『Carmen』のプログラムにも出演。島田高志郎(木下グループ)、三宅星南(関空スケート)、戸田晴登(東洋大)とともに、情熱的で妖艶な演技を披露した。
『滑走屋』は、オープニングからエンディングまで、細部にこだわり抜いたショーである。出演者たちは、先月28日から愛媛のリンクで合宿を行い、朝から晩までのハードな練習を重ねてきた。出演している学生に向けて、高橋大輔さんは記者会見で語った。「エンターテイメントの厳しさ、お客様に見ていただくにはこれだけの準備をしなくてはいけないということ、それは試合に向かうのにも同じであると思うので、そういう部分を学んで持って帰って、次の練習に何かプラスになってくれればうれしい」。『滑走屋』を通して氷上過ごした時間は、来シーズンの演技や今後の競技人生に生きる貴重な時間となるはずである。これからも選手たちの〝魅せる力〟に注目だ。
[髙橋未羽]
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