
今年度最終戦 来年度に向け弾みのつく大会に/明治神宮外苑大学クリテリウム
今年度、自転車部にとって最後の大会となった明治神宮外苑大学クリテリウム。新体制となって挑んだ今大会は、表彰台こそ逃したものの、グループ1の大学対抗では一時トップに躍り出る選手が出るなど、今後につながるレースとなった。
◆2・23明治神宮外苑大学クリテリウム(明治神宮外苑外周コース)
▼グループ1
(大学対抗)
明大——4位
(個人)
鈴木——6位
林原——13位
中川——25位
▼グループ2
永野——10位
海老島——21位
小泉——DNS
自檀地——DNS
辻——DNS
▼グループ3A
吉田——DNF
藤澤——DNF
▼グループ3B
本田——DNF
寒空の中行われた明治神宮外苑クリテリウム。今年度最後の大会であると同時に、RCS年間王者も決まる大会だ。1.5キロの明治神宮外苑周回コースを20周してタイムを競う男子グループ1には、明大から林原聖真(法3=倉吉東)、鈴木澪(政経2=松山学院)、中川挺太(法2=奈良北)が出場した。「終盤までは逃げを狙うが、集団が一つでスプリントになりそうなら3人で隊列を組んで、最終コーナーまで僕が引き、鈴木と中川がスプリントをするという作戦だった」(林原)。レースは集団が構成されたが、10周目を過ぎた段階で鈴木が抜け出し、最終コーナーでは林原が先頭グループで通過するなど、プラン通りの展開となる。常に3人が集団の前方に位置し、表彰台を狙える位置で終盤まで走行を続けた。しかし、最終コーナー目前で隊列間に他校の選手に入られてしまい、鈴木がスプリント勝負で追い抜くことができず。大学対抗の成績では6位と悔しさの残る結果で終えた。それでも、林原は「個人戦やインカレ(全日本大学対抗選手権)で結果を出すために低強度で土台をつくる練習しか行っていない現段階で、この内容は十分満足のいくものだと思う」と成績以上の充足感を口にした。
今年度のインカレでは女子総合5位、男子総合6位と昨年度より順位を落とした明大自転車部。今年度最後となった今大会で表彰台とはならなかったが「この大会でチームの団結力が上がったような気がした。これを弾みに次のレースもその次もいい感じで行きたい」(吉田唯斗主将・政経3=学法石川)と収穫のあるレースとなった。吉田新主将を中心に、最大の目標であるインカレ総合優勝を目指す自転車部の活躍にこれからも注目だ。
[安田賢司]
試合後のコメント
吉田
——本日は応援している方も多くいらっしゃいましたが、どのように感じていましたか。
「まずこんなにいっぱいの人が集まっていただいたことにびっくりしています。走っている時も声かけていただいたり、歩いている時も声かけてくれたりして、コミュニケーションとることができ、OB OGの方々、父母会の方々にたくさんサポートしていただいているのだなと実感しました」
——主将として、1年間でどのようなチームにしていきたいですか。
「今シーズンはまずみんな全員が同じ目標に向かって頑張る。とにかく一生懸命やれるようなチームにしていきたいと思います」
林原
——チームの雰囲気はいかがですか。
「今年のチームは例年より気合いが入っているように感じます。長距離班はオフシーズンのほとんどが自主練習でしたが、その中でも全員が十分な時間のトレーニングを積んでいて、練習を再開した2月からも、例年以上のトレーニング量を楽しみながらこなせています。全員が今年は結果を出すぞと気合いが入っているのが伝わってきます」
——今後の目標を教えてください。
「今年の目標はインカレ総合優勝です。去年は長距離が全く結果を残せず、チームの足を引っ張る形となってしまいました。今年は個人優勝、ロード総合優勝でリベンジします」
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