
木戸組完結 笑顔で卒部試合を終える/卒部試合
八幡山グラウンドで木戸組の卒部試合が行われた。木戸組最後の姿を見ようとスタンドいっぱいにファンや関係者が駆け付け、笑顔あふれるにぎやかな場となった。学生スタッフも含めた4年生30名が紫紺のジャージーを身にまとい各学年との試合に臨んだ。
第1試合の1年生戦では副務の2人、北村美貴(農4=桐蔭学園)と天童梨紗(文4=白百合学園)がトライを決めるなど大活躍。コンバージョン成功の笛も鳴らした。さらに金勇哲(営4=大阪朝鮮)がキックを蹴るなど不慣れなポジションでのプレーも楽しんだ。

ボールキャリーする北村
木戸大士郎主将(文4=常翔学園)のキックオフでスタートした第2試合の2年生戦では山田歩季(商4=京都成章)がインターセプトから走り切りトライを演出。さらにトライライン目前のスクラムで乱闘が起こると、ウイングから田島貫太郎(政経4=東福岡)が参戦し会場を笑いの渦に巻き込んだ。

乱闘に参加する田島貫
最終試合の3年生戦では木戸が素晴らしいトライを生み出した。3年生に取り囲まれると身ぐるみを剥がされ上裸になりながらも1人で突破。中央に飛び込みコンバージョンも決めた。そして木戸組のラストプレーは全員モールを選択。田島貫がラインアウトを獲得すると4年生全員でモールを組み、最後は木戸がグラウンディング。「ぐちゃぐちゃだったんですけど、大士郎大士郎って声を掛けられたのですごく楽しかったです」(木戸)。コンバージョンは仲間に見守られながら秋濱悠太(商4=桐蔭学園)が鮮やかに決めノーサイド。試合を通し笑顔があふれ温かい雰囲気で木戸組は幕を閉じた。

コンバージョンキックを蹴る秋濱
最後の八幡山での時間を堪能した4年生。木戸主将が選手権後に口にしたように「これからも明治のラグビー部は続いていく」。『奪還』の使命は後輩たちに託された。

全員モールでトライを挙げた4年生
[佐藤比呂]
試合後のコメント
木戸
——卒部試合を振り返っていかがでしたか。
「すごく楽しかったです」
——服を脱がされるシーンがありましたが元々決まっていたのですか。
「いや、あれはもう追い剥ぎにあった感じです(笑)。寒かったです(笑)」
——最後にファンの皆さんに一言お願いします。
「僕の中での明治はお終いなんですけど、これからも明治は続いていくので、これからも明治の応援よろしくお願いします」
関連記事
RELATED ENTRIES