
4年生ラストインタビュー(7) シン・ジウォンマネジャー
第7回はシン・ジウォンマネジャー(国際4=Daeil Foreign Language High School)のインタビューをお送りします。
(この取材は1月10日に行われたものです)
――マネジャーになろうと思った経緯について教えてください。
「昔は私も体育会で新体操をやっていて、そもそもスポーツが好きで、大学になってからも他の人の役に立ちたいと思っていました。そこで明治大学アイスホッケー部からチームをサポートする機会をいただいて、マネジャーをすることになりました」
――4年生になってから、マネジャーとして入部することについてはどのように考えていましたか。
「私はそもそもコロナの影響で、日本に来てあまり(時間が)経ってないんですよ。日本に来て2年半ぐらいで、日本の生活に慣れたのは1年前ぐらいからです。気が付いたら4年生になってしまって、でも大学生活を満喫したいなって思っていろいろ探して、スポーツも好きだし、マネジャーをしてみようと思って入部しました」
――日本学生氷上競技選手権(インカレ)で準優勝決まった時の心境はいかがでしたか。
「私はマネジャーになってから1年しか経っていないし、新体操も私は6年しかやっていなかったんですよ。でもみんな15年以上やっているスポーツで、同じことを1年以上続けるのも大変だと思うのに、それを15年以上やって、結果とか関係なく、人としてすごいなと思いました」
――マネジャーとして具体的にどのような仕事をしていましたか。
「SNSの発信や試合での手伝いが主な仕事です。SNSだと試合のスケジュールや結果報告をしていて、試合の時はチケット販売や、ベンチの中でボトルを出したりといった手伝いをしていました。そもそも明治大学のアイスホッケー部は昔からマネジャーあまりいなくて、ちなみに私が2人目なんです。(プレーヤーの)1年生が様々な仕事をやっていて、他の大学と比べてあまり仕事がなくて、他にも私にできることがないのかなと思っていました。それで私はお菓子作りが好きで、それを作って選手たちにあげたりもしていました。

(本人提供:11月30日、中大戦にて差し入れた松ぼっくりチョコケーキ)
「がんばれお菓子」という名前で、みんな一番好きだったのはサツマイモタルトだったらしいです。みんないつもありがとうとか美味しかったよってちゃんと言ってくれました。

(本人提供:12月1日、東洋大戦にて差し入れたさつまいもタルト)
全部で30個ぐらい作るので、2時間~3時間ぐらいかかります。インカレでも、ホテルの部屋で作りました。周りにダイソーとかがあって、そこに行ってチョコを買って、デコレーションしたりして、同期のみんなにあげました」

(本人提供:12月25日、インカレ初戦後に差し入れた雪だるまチョコパイ)
――今年度を振り返って大変だったことはありますか。
「一番大変だったのは、合宿や遠征に行くと選手たちの食べる量がすごくて、一緒にいると私も食べるようになってしまったことです。お腹が雪だるまみたいになって大変だったんですけど、同期の蔵本翔馬くん(法4=釧路江南)が自分の分まで食べてくれて助かりました」
――同期方々への思いはありますか。
「私はすごく消極的で、自分から声をかけることができない人なんですけど、入ったばかりの時にみんな優しく声かけてくれました。4年生で1年しかないのに受け入れてくれてありがとうって言いたいし、あと卒業旅行で韓国に行くことになったので、これからもっと思い出を作っていきたいなと思っています」
――大竹広記主将(営4=白樺学園)のキャプテンとしての姿はどのようにご覧になっていましたか。
「広記くんは、いつもキャプテンとしてしっかりチームをリードしているんですけど、その一方で、子どもっぽいところもありました。仕事をしている時は仕事、遊んでいる時はちゃんと遊んだりと、両立しているなという感じで、いいチームになったのかなと思っています」
――マネジャーでの活動を通じて成長を感じたことについて教えてください。
「私はアイスホッケー部のマネジャーになって一番良かったのは、所属感を感じたことです。体育会ではない普通の学生って明治大学という所属があるとしても、あまり体育会みたいな所属感を感じることはあまりないし、ゼミやサークルに入っても、そんなにみんな強くつながっている感じではないです。明治大学の学生と留学生と外国人というカテゴリーの中で少し迷っていたのですが、アイスホッケー部のマネージャーになったことで新たな所属ができて、アイスホッケー部が私を支えてくれたという風に感じています」
――来年の後輩たちに期待することはありますか。
「インカレで優勝してほしいです。あとはマネジャーの後輩も入ってほしいです。女の子があまりいないし、SNSで積極的に募集もしないので、なかなか難しいと思うのですが、後輩たちにお願いしたいなと思います。やっぱりマネジャーがいると雰囲気も変わると思うので来年も頑張ってほしいです」
――ありがとうございました。
[倉田泰]
※写真は本人提供
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