4年生ラストインタビュー④/林原空翔

2025.01.13

 今年度、関東学生春季1部リーグ戦から苦戦が続き、入替戦も経験した明大ハンドボール部。それでも土壇場で踏ん張りを見せ1部残留を果たし、関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)では王者・中大を倒すなど、チーム力を示した。本企画では、ラストイヤーを終えた4年生たちの思いをお届けする。

第4回は林原空翔(商4=藤代紫水)のインタビューをお送りします。

(この取材は12月14日に行われたものです)

――今年度1年間を振り返ってご自身にとってはどのようなシーズンでしたか。
 「(シーズン)前半はケガで試合に出られなかったりで、悔しいという表現が合っているかはちょっと分からないですけどそんな感じで。後半、秋は自分が試合に出られるようになったんですけど、勝てた試合が少なかったというのはもどかしかったです」

――ケガで出場がない期間はチームのサポートに回っていたと思いますが、どのように過ごしていましたか。
 「ディフェンスで気づいたこととか、自分がこうした方がいいんじゃないかな、みたいなこと、外から見て思うことをやっている人たちに伝えるという感じでしたね」

――今年度の秋リーグ初勝利となった日体大戦ではチームトップの9得点でした。ご自身の活躍を振り返っていかがですか。
 「今まで大学以外の高校とかを含めても、そんなに点を取ることがなかったので。正直すごく点を決めているな、みたいに自分では思っていて(笑)。パスとかも佑(栃尾・法2=北陸)がいっぱい出してくれたので、そういう面ではいっぱい点を取るのがいい意味で自分らしくないじゃないですけど、そういう感じではあるなと思いましたね」

――連敗が続いていた中での1勝目となりました。その時のチームの雰囲気はいかがでしたか。
 「日体大は春に優勝していて。結構厳しいかなという感じだったんですけど、最終的にすごくいい感じに試合を運べて、すごく大盛り上がりというか、すごくいい感じの雰囲気で、試合終わった後もいけていたかなと思いますね」

――地元・広島開催となった全日本学生選手権(インカレ)を改めて振り返っていかがですか。
 「家族だったりとか親戚の方がいっぱい来てくれたりしていて、気合は入っていたんですけど、結果としては1回戦で負けちゃって。(自分は)試合中に指を脱臼したりとかで、大変でした。(脱臼したのは試合の序盤の方ですか。)確かそうですね。指をケガして試合にあまり集中できなかったです」

――今季印象に残っている試合はありますか。
 「秋リーグの中大戦ですかね。(どういうところが印象に残っていますか。)相手は全勝中で勢いに乗っているみたいなところがあって、自分らはその試合負けたらもう入替戦確定という感じの試合だったので。日体大との試合もそうでしたけど、すごく自分たちのプレーができたというか、雰囲気よくできて勝てたというのは良かったかなと思うのですごく印象に残っています」

――日体大や中大など強豪校に勝利できた要因はどこにあると思いますか。
 「勝っているときは自分たちが雰囲気よくできていることが多いので。負けているときは自分たちのミスを引きずって、そのまま雰囲気が悪くなってどんどんミスが増えていくみたいなのが多くて。あとはキーパーが結構(相手のシュートを)止めてくれているというのは、勝っている試合には多いと思いますね」

――インカレ後も練習に参加されていましたが、新チームはどのような印象ですか。
 「チームが変わった時って、試合も当分なかったりとかで、少し緩んでしまうようなこともあるとは思うんですけど、今の練習を見ていると結構お互いにディフェンスとかでも声を掛け合っていて。(プレーを)やっている自分たちだけじゃなくて、周りからも結構声掛けができていて、すごくいい雰囲気で練習ができているんじゃないかなというふうに思いました」

――同期に何かメッセージはありますか。
 「4年間ずっと一番(一緒に)いる時間が長かったと思うし、一緒にハンドボールできて良かったかなということですかね」

――期待している後輩はいらっしゃいますか。
 「みんなそうですけど、選ぶとなると同じポジションでずっとやっていた向谷内(海都・営2=氷見)ですかね。ディフェンスも中心となってやっていくという感じにはなると思うんで。(向谷内は)次3年ですけど、ポストのポジションとしては、4年生に(ポストの選手が)いないのでディフェンス、オフェンスともに頑張ってもらいたいです」

――ありがとうございました。

[堀口心遥]

◆林原  空翔(はやしばら・たかと)商4、藤代紫水高。187センチ、91キロ。