
石井、インカレ準優勝!柳原は3位/全日本学生選手権
連日猛暑が続く神戸で、声を張り会場を熱くさせた計230大学の弓道家たち。そんな中、本学は団体戦で惜しくも入賞を逃したものの、個人戦では大金星をあげた。
今大会を前に行われた交歓戦では、男子部は関東リーグ1部の中大、2部リーグの桜美林大と戦い勝利。3部に所属する男子部にとって弾みのつく結果を残し、万全の状態で今大会に臨んだ。しかし大会初日に行われた予選の結果は10中と、決勝トーナメント進出はならなかった。
2日目の女子団体戦では、落を任された近松が安定した射を見せ予選を難なく突破。決勝本戦も順調に勝ち進んだが、迎えた3回戦で強豪校・日大との戦いの末、8中―12中で敗退した。
最終日に行われた個人戦、ここで男子部の本来の力が発揮される。「今までの大会では団体戦の結果を引きずっていたが、今年はリラックスしてできた」(石井)。石井、柳原は射の合間で和やかに声を掛けあい、互いに緊張をほぐしながら臨んだ。2人は的が八寸になっても的中を続け、辺りを見てみるといつしか選手は4人に絞られていた。
その結果、石井が大学では自身初タイトルとなる全日本2位と健闘。「こいつら(部員たち)に支えられた。最後の大会で結果を出せてうれしい」(石井)と、優勝カップを手に喜びのコメントを残した。柳原も昨年の4位から順位を一つ上げる3位入賞を果たし、不動の強さを見せた。
今季の本学の戦いも、残すところ来月下旬から行われる関東リーグ戦のみとなった。昨年、男子部は3部、女子部は2部に降格と苦汁をなめたリーグ戦だが、個々の力が発揮された今年こそ、その力をかみ合わせてぜひリベンジを果たしてほしい。
関連記事
RELATED ENTRIES