準々決勝でも強さ見せつけ快勝 ベスト4進出/日本学生氷上競技選手権アイスホッケー部門

 日本学生氷上競技選手権(インカレ)3日目、日大との準々決勝に臨んだ。先制点を獲得した勢いに乗り流れをつかむと、安定した連携を見せ2桁得点で勝利。ベスト4入りを果たし、明日の準決勝・法大戦への出場を手にした。

◆12・24〜29 日本学生氷上競技選手権(テクノルアイスパーク八戸他)
▼12・27 対日大戦(テクノルアイスパーク八戸)
〇明大11{5―1、3―1、3―0}2日大

 日本学生氷上競技選手権(インカレ)の準々決勝。第1P開始約2分半でDF福田琉太(営3=白樺学園)がブルーライン付近からのシュートを放ち、FW大竹広記主将(営4=白樺学園)のディフレクションが決まると、勢いそのままに明大の攻撃が続く。大竹の後を追うようにFW亀本純門(文4=白樺学園)も得点を決めるが、その矢先に相手の意表を突く攻撃に得点を許してしまう。今大会初となる失点だが「慌てる場面があったが、点数を重ねるうちにみんな自分の調子を取り戻してきた」(FW花田匠・政経3=駒大苫小牧)。その言葉の通り、後半花田は2連続得点、FW香田龍冴(文1=白樺学園)による得点で第1Pで5得点という結果になった。

 しかし第2P、キルプレーでの失点を許すと、そこからなかなかゴールシーンが見られなかった。「流れは良かったが、ディフェンスゾーンからの出だしで(パスが)つながらないことが多かった」(FW寺内理雲・政経1=駒大苫小牧)。何度も攻撃の体制に入るが、パックが奪われる場面が目立った。だが、その流れを断ち切ったのが、FW岸本航太(政経2=白樺学園)のシュート。右サイドを駆け上がる香田からパスを受けると、ゴール目前まで突っ切り、得点を決めた。その約3分後には寺内のゴール真正面からのシュートも決まる。「1年生は『遠慮しないで自分でやれ』というのを先輩方に言ってもらっている中で、今日の1点目も馬場さん(ⅮF杏爾・政経4=駒大苫小牧)が走ってくれて自分はシュート打てた」(寺内)。下級生からのバトンを受け、大竹がアタッキングゾーンを1人で駆け抜けてシュート。さらに点差を広げた。

 第3Pではパワープレーでの得点が多くなった。福田、FW西脇颯(文3=武修館)、寺内によりダメ押しで3点を獲得し、キルプレーに入る時間もあったものの、失点は0。関東対決を制し、見事準決勝進出を果たした。

 次の対戦相手・法大は、エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)で苦戦を強いられたチーム。苦い秋の記憶を払拭し、決勝進出なるか。試合は12月28日13時より始まる。

[中川美怜]

試合後のコメント

花田
――個人の活躍を振り返っていかがですか。
 「チームが勝てる場面で、自分が点数を決めたというのは(チームを)勢いづけられたので、明日にもつながる自信にもなりました」

――調子の面はいかがですか。
 「ここ3試合、得点もしてアシストもしていい調子で来ているので、このまま順当に行けば相手もどんどん強くなっていくので、そこでも結果を残せるように頑張っていきたいです」

寺内
――今日の試合を振り返っていかがですか。
 「今日は秋リーグ戦で関東で戦ってる相手との試合だったんですけど、秋リーグは最初に失点していたので、出だしを気を付けていく中で第1Pで5点取れたんで、いい流れで明日につながる試合だったと思います」

――明日への意気込みをお願いします。
 「決勝につながる試合なので、しっかり勝って4年生に優勝させてあげられるように自分も頑張りたいです」