端艇部交流会/特別インタビュー

2024.12.27

 明大端艇部合宿所にて毎年行われている交流会。今年度は、強風のため試乗会は中止となったものの、エルゴ体験やクイズ、座談会などで選手とファンが楽しいひとときを過ごした。今回は、交流会を取り仕切った岡部華林(文3=佐野)、廣瀬崇人(営2=今治北)、大場日湖(政経1=佐沼)のインタビューをお届けする。

——本日の交流会はいかがでしたか。
岡部「去年も交流会は開催しましたが規模が小さかったので(今回は)少し規模を拡大しお呼びしていた方の範囲を広げ、お子さんや明大のことをあまり知らない方にも来てもらいました。『今日で明治のファンになったよ』と言ってもらえたので、すごいやりがいがあって良かったなと思います。部員もみんな協力してくれたので、やり遂げられたかなというのが今の感想です」

廣瀬「端艇部は普段、小学校の防災キャンプや地域の行事に積極的に参加しているのですが、そこに行った時にいた子どもたちや大人の方も僕たちの交流会に来てくれていました。去年よりも人が増えて、見たことのある人も来てくれたので、やってきたことがいいことなのではないかなと感じています。これからももっと交流を増やして、応援されるチームになりたいと思いました」

大場「準備期間はあまりありませんでしたが、みんなで時間を見つけて話し合いなどを進めていきました。主に華林さん(岡部)が結構やってくれていて、説明がうまくできるかなと不安な部分もありましたが、参加してくれた方々がすごく親身に聞いてくれて質問もたくさんしてくださったので、楽しみながら部の説明もできて良かったなと思います。終わった後も『応援来るね』や『応援しているよ』などたくさん励みの声を掛けてくださったので、自分のモチベーションにもなりました。すごくいい機会だったと思います」

——シーズンオフ中はどのような練習を行っていますか。
廣瀬「冬でも寒いのですが、朝4時半から船に乗って、基本的に15キロ、土日は18キロぐらいをこいでいます。午後は学校終わって、遅かったら(合宿所に帰ってくるのが)8時なので、そこからウエートルームでウエートしたり、エルゴメーターを引いたり、各自で練習している感じです」

大場「女子も大体一緒ですが、3週間区切りで乗る船を変えていくという感じです。3週間に1回5000メートルの記録を測ったりして、毎日の成長を見ることができるような感じになっています。あとは週に3回午後からウエート入れています」

岡部「6時から6時半ぐらいにやっと明るくなるのですが、4時半から練習して大体6時半ぐらいまでやるので、明るくなってきたねと言って練習が終わるみたいな(笑)」

大場「ほぼ真っ暗な状態でこぐので、夜にこいでいるのかなみたいな(笑)。すごく寒いし。そこから1時間ぐらいで頑張って準備して駅に行って、1限から授業受けてみたいな感じで眠いです(笑)」

岡部「桟橋や船出すところも最近は凍ってしまっていて、つるつるで船運ぶのがすごく危なかったりするので、冬は少し危険です」

大場「ボートなどを出す時も、持つ部分が冷たすぎるのですが、手を出さなくてはいけないので、霜焼けになるし手もまめだらけだし寒いです」

——来年度のスケジュールを教えてください。
岡部「4月には日立明三大学レガッタがあります。それぞれ対抗種目を出して優勝を狙いにいく伝統のある試合です。私たちは公式戦と同じぐらい気合いを入れて取り組んでいます。5月は社会人も含まれる全日本選手権が行われます。ローイング競技は社会人の垣根を越えて戦える種目もあるので、こちらも全艇表彰台狙って頑張りたいです。そして、全日本大学選手権ですね。全艇表彰台、対抗種目優勝という目標を掲げているので、まずはそこを成し遂げ、今まで達成してない男女総合優勝を全員で目指そうという感じです。11月に1、2年生中心の新人戦もあり、シーズンオフはそこからになります」

——ファンの方にメッセージをお願いします。
岡部「日頃から応援していただいているのを実感する機会も結構あって、地域貢献活動に行った時もすごく温かく迎えてくださっています。自分たち自身も大学生というまだ未熟な存在なので、社会に出ていろいろな方々と接していく中で学べるものもたくさんありますし、部の中でこのような機会をもらえることで、部の団結力が増す機会もいただいているので、そのような面でも日頃からファンの皆様には感謝でいっぱいです。特に大会の時はファンの皆様への感謝を一番感じていて、応援団の方ももちろんですが、やはり明大の応援は他の大学に比べて熱くて存在感があるので、すごく励みになります。今後とも応援よろしくお願いします」

廣瀬「他の大学に比べて紫が多く見えるなと思います。最後ゴール付近で校歌をみんなで歌ってくれるので、応援団をはじめとする応援してくれる方々のおかげスパート頑張ろうと思っています。力が出るので、これからも応援よろしくお願いします」

大場「いつも応援してくださっている方のおかげで、自分のモチベーションにもなりますし、部全体が盛り上がっていると思います。温かい応援が自分の練習の励みになっているので、すごく感謝しています。これからも端艇部は伸びていくと思うので、温かいご支援とご協力をよろしくお願いします」

——ありがとうございました。

[安田賢司]