
インカレ2戦目 完勝で準々決勝進出/日本学生氷上競技選手権アイスホッケー部門
今シーズン最後の大会である日本学生氷上競技選手権(インカレ)。2戦目の相手は立命大だ。明大は昨日の北大戦で32得点した勢いそのままに得点を重ね10得点の快勝。明日行われる準々決勝に駒を進めた。
◆12・24~29 日本学生氷上競技選手権(テクノルアイスパーク八戸他)
▼12・26 対立命大戦(テクノルアイスパーク八戸)
◯明大10{3―0、5―0、2―0}0立命大
試合序盤は、相手陣地での攻撃時間が多かったものの、相手GKの好守備に阻まれ、得点をすることができなかった。しかし、8分21秒にキルプレー終わりのチャンスを生かし、FW大竹広記主将(営4=白樺学園)が1人で持ち込んでゴールネット上部を揺らす先制ゴールを決めると、その約4分後にはブルーラインにいたDF福田琉太(営3=白樺学園)のシュートに再び大竹がディフレクションを成功させゴール。「1点目決める前に何度かチャンスがあって外していたが、とりあえずゴールにどんどん打っていこうと思った」(大竹)。大竹の2ゴールから流れをつかみ取ることに成功した。
続く第2Pも得点を重ねていく。第2P終盤にはFW小桑潤矢(営1=埼玉栄)がブルーライン付近からゴール横にいたFW佐々木宥弥(政経4=武修館)にパスをつなぎ、最後は大竹がハットトリックを決めるゴールを流し込んだ。完全に相手ディフェンスを崩したゴールに「いい形でしっかり崩して決めきれたので、練習の成果が出た」(大竹)。秋のエイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)は苦しい戦いとなった明大だったが、そこからの修正力の高さを見せた。
守備でもGK渡邊周(文4=武修館)、GK吉田尋(法1=北海道清水)を中心にゴールを守り切り、完封勝利を収めた明大。「無失点がチームの目標だった。ずっと敵陣地で攻撃していたので、あまりシュートが来なくて心強かった」(吉田)。いい流れで2連勝を収め、準々決勝進出を決めた。次戦は日大との対戦が決まり「楽には勝てないと思うので、今日のようなスタートでどんどんゴールに向かって圧倒して勝ちたい」と語った大竹。目標とするインカレ制覇に向け、負けられない戦いはまだまだ続く。
[安田賢司]
試合後のコメント
大竹
——試合前はどのような対策をしましたか。
「(立命大とは)夏に大阪遠征でやった相手だったので、ある程度わかってはいました。しっかり次につながるような試合をするというのと、強い相手とでも戦えるような状態を作り上げようという意気込みでいきました」
——セットの仕上がりがいいように感じました。
「秋リーグが終わってからセットを組んで、ミーティングも重ねて、練習もずっと一緒にやってきました。明治の1セット目として得点力のあるメンバーがそろっているので、しっかり決めきれてよかったです」
吉田
——交代の時、渡邊選手からはどのような声がけがありましたか。
「落ち着いてプレーすれば大丈夫というふうにずっと言われました。その言葉の通りに頑張りました」
——明日以降に向けて、個人とチームの目標をそれぞれお願いします。
「個人としては、出場機会が少ないので、しっかり活躍してアピールすることです。チームとしての目標は大会に優勝することなので、自分もその一選手として貢献できるように頑張りたいです」
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