
予選出場組はいずれも1回戦で敗れる/全日本総合バドミントン選手権
日本最高峰の試合ともいえる全日本総合選手権が開幕した。シード権を持たずに予選から出場したのは、武田航太(政経4=埼玉栄)と宮下怜(政経3=埼玉栄)・栁川蓮(商3=瓊浦)組。いずれも善戦したものの惜しくも敗れた。
◆12・25~30 全日本総合選手権
▼男子シングルス予選
武田――1回戦敗退
▼男子ダブルス予選
宮下・栁川組――1回戦敗退
男子シングルス予選には武田が出場。第1ゲームは日頃対戦のない相手に苦戦し14-21と落とす。第2ゲーム序盤は競り合う展開となり、後がない武田が少しずつ主導権を手繰り寄せる。コートを広く使った攻撃で次々得点し、第2ゲームをモノにした。流れに乗りたい局面だったが第3ゲームはやや失速し、16-21で敗戦した。この試合が大学最後の公式戦となった武田。実りある4年間を「大学は監督とかも土曜日しか来なかったり、学生が自主的に練習をやっていかないといけない。そういう面では初めての環境だったので、成長することができた」と振り返った。

(写真:宮下(右)・栁川組)
男子ダブルスの予選1回戦、宮下・栁川組は第1ゲーム序盤から流れをつかみ、勢いに乗ったプレーで相手を圧倒。積極的な攻撃でリズムを作り、一気に13-21で先取した。しかし、第2ゲームでは相手ペアが反撃に転じ、序盤から押し込まれる展開に。得点を重ねる場面もあったが、流れを取り戻せず惜しくも落とした。運命の第3ゲームでは、相手の勢いに苦しむ展開が続いたものの、終盤に粘りを見せてデュースに持ち込む健闘を見せた。しかし、最後は一歩及ばず21-23で試合終了。あと一歩で本戦進出を逃し、悔しさをにじませた。
[橘里多、増田杏]
試合後のコメント
武田
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「大学生として出る最後の大会で、負けてしまったんですけど、悔いはあまりなく戦えたと思います」
――卒業後の進路は決まっていますか。
「大同特殊鋼という愛知の実業団でプレーを続けます」
――大学4年間を振り返って思い出などありますか。
「やはりインカレの団体戦での2位まで行けたっていうのが。悔しかったんですけど、そこがやっぱり一番大学生活の中では大きな試合でした」
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