インカレ開幕戦 北大に大差で勝利/日本学生氷上競技選手権アイスホッケー部門

 今年度の最終戦となる日本学生氷上競技選手権(インカレ)が開幕した。初戦の相手は北大であったが、序盤から攻撃の手を緩めることなく圧勝。32得点を挙げ、危なげなく2回戦へと駒を進めた。

◆12・24〜29 日本学生氷上競技選手権(テクノルアイスパーク八戸他)
▼12・25 対北大戦(テクノルアイスパーク八戸)
○明大32{10—0、6—0、16—0}0北大

 関東大学リーグ戦での雪辱を果たすべく、大竹組最後の戦いが幕を開けた。「全日本選手権が終わってから、もう一度初心に戻って一からチームをつくり直すという気持ちで取り組んできた」(FW亀本純門・文4=白樺学園)。全体でのミーティングも行い、気持ちを新たに挑む最終戦。初戦の対戦校である北大は競技歴が浅い選手も多く、実力差がある相手との試合になった。それでも、序盤から気を緩めることなく開始3分で亀本が先制点を挙げると、その後は約1分おきに得点を重ね第1Pだけで10得点。第2PにはDF成瀬翼(商4=埼玉栄)とFW花田匠(政経3=駒大苫小牧)がハットトリックを達成するなど、終始試合を支配した。守りの面でも、第1P途中から出場したGK亀田翔(法2=釧路江南)が集中力を切らさずに無失点。最終的には117本のシュートを浴びせ、32得点と圧倒的な実力差を見せつけ勝利を収めた。

 「みんな足も動いていてプレー的には調子がいい」(亀本)と順調な仕上がりを見せる明大。次戦は関西学生リーグ4位の立命大との対戦となる。5連戦というハードスケジュールだが、持ち前のチーム力を武器に優勝へと突き進む。

[倉田泰]

試合後のコメント
亀本
――どのようなことを意識して試合に臨みましたか。
 「実力差があるにしろ、4年生にとっては最後の大会です。1回戦で緊張する人もいたと思うんですけど、自分は緊張せずにいつも通り自分のプレーをして、次の試合に向けて調整しようという意識で試合に臨みました」

――地元での開催という点についてはいかがですか。
 「昨年度も地元開催だったんですけど、今回は最終学年ということで緊張しました。ですが、そんなに重く考えることなくプレーしたいなと考えています」

――今後の試合への意気込みをお願いします。
 「特に私生活から気を引き締め直して、優勝に向かってチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います」