
インカレ開幕直前 大竹主将インタビュー/日本学生氷上競技選手権 開幕前主将インタビュー
ついに開幕する日本学生氷上競技選手権(インカレ)。明大は12月25日から、テクノルアイスパーク八戸での戦いが始まる。今年度最後となる一番の大舞台。今年度の振り返りとともに、戦いに挑む前の今の心境を大竹広記主将(営4=白樺学園)に伺った。
(このインタビューは12月20日に行われました)
――インカレを前にした現在のチームの状態いかがですか。
「まずチームの状態はとてもいいと思っています。秋リーグのセカンドリーグでは少しうまくいかなくて、そこから選手で一旦ミーティングをしまして『もう残り1カ月、しっかり意識を変えてやっていこう』ということを話してから、この1カ月一人一人の意識が大きく変わったと自分でとても感じています。そこからインカレに向けて一人一人がいい感じのモチベーションでここまで練習ができているので、明日出発ですけど、とてもチームの仕上がりとしてはいい感じかなと思います」
――エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)で印象に残った試合はどの試合でしたか。
「やはりセカンドリーグ最後の東洋大戦の12対2での敗北の試合です。やっぱり明治大学が大事な試合であそこまで大敗するのはほとんどないと思うので、仕上がってないというか、メンバーが変わったとはいえ、あの試合はやっぱり自分はとても責任感を負いました」
――秋リーグの良かったところを教えてください。
「ファーストリーグに関しては全勝という形で終えて、一人一人がしっかりとしたパフォーマンスをすれば、全勝できるようなポテンシャルはあるチームだなというのは思いました。そこがいいところの一つだと思います。セカンドリーグに関しては、普段出てない子たちもいい活躍をしてくれたので(良かったと思います)。やっぱりまだ下の学年の子たちもいるので、その子たちの経験にもなったかなと思いますし、出てない子たちを含めた一人一人のポテンシャルの高さが発揮できたのかなってところで、成果はあったと思っています」
――秋リーグで見つかった課題や反省点はありますか。
「やはりセカンドリーグで失点の多さであったり、今までみたいに得点を取り切れなかったところは反省だと思ってます。セットもあまり固定ができていなかったので、コミュニケーションとかもあまり取れていないこともあったんですけど、上級生として、普段から試合に出ていた自分を含めた人たちはもっとどうにかできたのかなとは思っていて、そこは反省の一つです」
――リーグ3位という結果についてはどのように感じていますか。
「形では3位ですけどファーストリーグ全勝してからのそこ(3位)まで落ちてしまったので、自分としては情けない結果になったかなという風には思っています」
――今年度の主将になるにあたって、どんなチームを作ろうと考えていましたか。
「上級生からか下級生までが氷の上で100%のパフォーマンスができるようなチームにしたいなと思っていました。陸上や普段の生活でのメリハリであったりは必要だと思うんですけど、氷上で下級生が萎縮してしまって100%のパフォーマンスができなくなっては、チームとしての100%のパフォーマンスから落ちてしまうなって思っているので、そこはやっぱり下級生が生き生きできるようなチームにしようかなとは思っていました」
――最上級生になるにあたって、同期の選手とお話しされたことはありますか。
「自分たちの学年はそんなスターといったスターはいないんですけど、その中でもポテンシャルは高いと思いますし、それがチームとして組み合わさった時には、一人のスター選手がいるようなチームよりかは、まとまったチームの方が強いなって思っていたので、一人一人意識してコミュニケーションを取ってやれば勝てるんじゃないかなとは思っていたので、そこは話していました」
――後輩についての印象を教えてください。
「3年生が結構いい選手が多いんですけど、最近FWの西脇(颯・文3=武修館)であったりはすごい生き生きとプレーをしてくれていて、3セット目の中心選手となってセットを引っ張ってくれているので、そこはすごく助かっています。他は2年生もそうですけど、1年生が今年は結構多く出ているので、1年生が生き生きとフレッシュなプレーをしてくれるので、上級生としてもそこは助かっています」
――明大の強みや、他のチームに負けない部分はどこですか。
「明治大学は寮生活をしてるのもあるんですけど、選手間の関わりの深さであったりがやっぱり他とは違うなと思ってるので、そこはいろんな経験を経て仲良くなってはいるので、そこの仲の良さをが最後ぐっとまとまって明治の強さになって、インカレで優勝できればいいなと思います」
――インカレについてどのような印象がありますか。
「春リーグは勝って秋リーグは負けたんですけど、やはりインカレで勝った大学がその年の王者だっていう風に思っているので、ここを勝つか負けるか、優勝するか、それ以外かっていうところは自分の中で一番大きなところかなと思っていて。その中で最高学年であること、主将であることで、やっぱり責任感であったり、チームを勝たせたいっていう思いは人生の中で一番強く持っています」
――一昨年度の優勝と昨年度の準優勝どちらも経験している中で、その差というのはどういうものだと感じていますか。
「最後の大会なので、自分の中で優勝以外は正直言って負けだと思っていて。2年生で優勝した時は、勝ってとてもうれしかったです。今までお世話になった先輩たちと一緒に優勝ができたといった思いがとても強くて。去年は反対に、決勝までは行ったんですけど、最後負けてしまったところで、負けたっていう思いがすごいあったので。自分は2年生の頃、優勝も経験させてもらったので、最高学年としてもキャプテンとしても、同級生もそうですけど、後輩にしっかりと優勝の喜びを伝えらればいいかなと思います」
――明大の大会中のルーティーンなどはありますか。
「インカレでのルーティーンというか、毎年恒例のことなんですけど、準決勝前日の夜のミーティングの最後にモチベーションビデオを流してみんなで見て、準決勝、決勝に行くことが恒例になっています。今準備を始めているので、それを見るのはちょっと楽しみです」
――インカレに向けて意気込みをお願いします。
「秋リーグは思うように行かなかったんですけど、そこから立て直して、今とてもチームがいい状態になっているので、しっかりと強い明治を見せつけて優勝したいと思います」
――ありがとうございました。
[聞き手:倉田泰、中川美怜]
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