
国士大に2―1で逆転勝利し4連勝/インディペンデンスリーグ
「立ち上がりの入り方が悪かった」(村越・政経4)という前半。13分に早くも試合が動いた。パスをつなぎ攻める本学だが相手のエリアでボールを奪われると、そこから一気にカウンター攻撃を仕掛けられる。キャプテンマークを巻く村越をはじめDF陣が必死に追うも一歩及ばず、キーパーをかわされ先制点を決められてしまう。しかし選手は慌てずにまずは守備を立て直しリズムをつくると37分、この試合で初めてFWとしてスタメン出場した日野(営2)から中央の森元(営4)にパスが渡るとこれを森元が左足で合わせる。ボールは勢い良くネットを揺らし、1―1の同点に追い付いた。
後半も本学の守備は安定し、逆転を狙い追加点を奪いにいく。まずは田中(恵・営1)がゴール前で勝負を仕掛け、チャンスを演出。さらにコーナーキックか
ら途中出場の横山(冴・商4)が頭で合わせ国士大ゴールを脅かす。そして迎えた19分、ついに逆転弾が生まれる。コーナーキック、田中(恵)が蹴ったボール
に反応したのは田中(翔・文1)。敵の不意を突きフリーで走り込んでくると、見事なヘディングで2点目を挙げた。鮮やかなゴールを決めガッツポーズをとる
田中(翔)に選手が集まる。試合は終始本学のリズムで、このまま2―1。2戦連続となる逆転勝利を収めた。
グループリーグを終え4戦4勝。さらに「ここで勝てばこのチームの力は本物」(神川監督)という国士大戦でも勝利し、チームは勢いに乗る。「これまでの
勝利や失点の少なさが自信になって、落ち着いて試合ができている」(村越)と、1戦1戦の積み重ねが今のチーム状況をつくり上げている。それでも選手は油
断しない。「試合の入り方を見直して、攻撃の形ももっとつくらないといけない」(村越)。理想となるサッカーを体現できるか、そして本戦でどこまで戦える
かは、夏の練習に懸かっている。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「センターバックの吉田(文1)や田中(恵)がコンスタントに力を発揮し、交代して入った選手もしっかり仕事をしてくれた。粘り強さがこのチームの強みだ
し、それがこうした逆転につながってくる。それでも立ち上がりに足が止まってボールが回せていなかったり、最後の15分間の戦い方はまだまだ。今後はその点
をしっかり強化していく」。
・村越
「全体を通してディフェンスの意識は良い。失点してしまっても、耐えていればチャンスが来ることを選手が分かっていることが、落ち着きにつながっている。
ただアップを含めた試合の入り方を見直す必要があるし、攻撃の形が少ない。3人目の動きを大事に、これから練習していきたい」。
関連記事
RELATED ENTRIES