
PK戦15人の死闘を制せず惜敗/明立定期戦
開始早々から積極的に攻撃を仕掛ける本学。FW林(商4)の高さを生かしたポストプレーを中心に、FW山田(政経2)、MF都丸(政経3)らが自らチャンスをつくっては果敢にゴールを狙っていく。だが前半で計8本のシュートを放つも、決定打を欠き0-0。残り45分での得点に期待が懸かった。
後半はしばし相手にカウンターを狙われるも、最終ラインが安定した守備を見せゴールを割らせない。そんな守備陣に応えたい攻撃陣だったが、なかなかゴールを決めることができない。結局、両校共に無得点のまま試合はPK戦へと突入した。
会場は静まり返り、両者一歩もひかない緊迫した時間が続く。GK高木(文1)が何とか止めようとするが、ほんのわずかな反応の差で決められてしまう。そしてPK戦はついに15人目に入り、キッカーはFW山田。右端を狙ったシュートは、相手に読まれゴールネットを揺らすことはできなかった。逆に立大は15人目もきっちりと決め、本学は死闘の末に悔しすぎる敗戦を喫した。
今大会で浮き彫りになった課題は決定力不足。試合後、「PK戦より、90分間で勝てなかったことが問題」と監督、選手は声を揃えて語った。しかし課題は次へのステップアップとなる。「課題を自覚してどう修正できるかが大切」(神川監督)。その言葉通り、これから本番を迎える夏の練習をどう充実させていくかが、後期リーグ戦を戦う上で明暗を分けることとなるはずだ。
試合後のコメント
神川監督
「PKはおまけのようなもの。90分間で1点も取れなかったことが課題。リーグ戦で残留が懸かったときなど、今日みたいな相手全員が引いて守ってくることも考えられる。そのときにどう守備を崩していけるか、今後考えていかなければいけない。格下をねじ伏せられないのが今の力だから、一人一人が課題を自覚して今後、どう修正できるかが大切。リーグ戦後から力を注いできた守備は改善されてきているし、来週は休んでリフレッシュして、また次につなげていきたい」。
藤田主将
「今の実力はこんなもの。チャンスがあった中で決められず、90分で勝てなかったことが課題。ただディフェンスは良かった。今後、少ないチャンスで決められるようにしていきたい」。
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