水谷、新ユニホームでメダル獲得を誓う/北京五輪壮行イベント
財団法人日本卓球協会と株式会社チームマツシタが主催の本イベント。午前10時から午後3時過ぎまで、全3部構成にて行われた。
1部では卓球日本代表と選抜チームがエキシビジョンマッチを行った。水谷は岸川(スヴェンソン)とダブルスを組み、張一博・万克ペア(東京アート)にゲームカウント3-1で勝利。鮮やかなプレーの連続に、会場からは感嘆の声が上がった。他の3試合も日本代表が勝利し、4勝0敗で完勝を収めた。
2部では会場参加型イベントと称して、卓球日本代表がゲームに挑戦する「スマッシュターゲット」、観客代表が日本代表に挑戦する「変則ラケットハンデマッチ」、そして選手のサイン入りラケットなどが当たるお楽しみ抽選会が行われた。ゲストとしてお笑いコンビのTIMが出演。持ち前の勢いで会場を大いに沸かせた。高校時代、本学OBで元五輪代表の渋谷浩氏と同級生だったというゴルゴ松本は熊谷商高、レッド吉田は東山高出身。両者共に卓球名門高出だが卓球の腕はさほどでもないようで、ハンデとして通常のラケットの代わりにミニラケットとスリッパを用いた水谷・韓陽(東京アート)ペアにあっけなく敗北した。
そして第3部ではメインイベントである日本代表壮行会が行われ、同時に卓球日本代表の新ユニホームが本日初公開となった。新ユニホームは北京の暑い体育館を意識し、汗などの水分に反応する「動く繊維」を使用。通気性が向上し、アテネ五輪のユニホームと比べて20%軽量化されている。はじけるような勢いのある男子代表をイメージしたという、フラッシュグリーンの新ユニホームに袖を通した水谷は「軽くて動きやすい。いいプレーができそう」と顔をほころばせた。
会の最後に決意表明が行われ、水谷は「北京五輪では悔いのないような試合をして、卓球競技初のメダルを獲得できるようにがんばってきます」と意気込みを述べた。
「今こうやってこのユニホームを着ることで、本番への緊張感がだんだん高ぶってきました。軽くて動きやすいので、本番でもいいプレーができそうです」
――現在のコンディションは、五輪に向け何パーセントくらいか。
「80パーセントくらいです」
――北京五輪まであと1カ月だが、本戦に向け課題としているポイントは。
「全体的な精度をもっともっと上げていければいいなと思います」
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