
常陸宮杯、常陸宮妃杯事後インタビュー/常陸宮杯・常陸宮妃杯
11月5~8日に片山津ゴルフ倶楽部西コースにて行われた常陸宮杯第3回全日本大学ゴルフ選手権、常陸宮妃杯第3回全日本女子大学ゴルフ選手権。各大学5人が出場し上位4人のスコアを採用し、合計で順位を決定する大会で、明大男子は4位、明大女子は6位となった。本記事では林恭平(商4=湘南学院)、相場彩那主将(法4=埼玉栄)のインタビューをお送りする。(この取材は12月5日に行われたものです。)
――大会全体振り返っていかがでしたか。
林「明治大学としては思っていた以上にいい成績を残せました。優勝争いに絡めるとあまり思っていなかったので、みんな頑張ったかなと思います」
相場「初日は良いスタートが切れて、2日目が終わった時点で1位と1打差で優勝できるチャンスがあったのですが、最終日に順位を落としてしまいました。キャプテンとしてはふがいない気持ちでいっぱいです」
――今大会において掲げていた目標を教えてください。
林「男子は3位を目標にやっていました。初日はトップに立てたこともあって、 3日目ぐらいまでは1位との差も少なかったのですが、最後は少し悔しい結果になりました」
相場「女子部は優勝を目指していました。結果は6位で、 あまり良い結果ではなかったのですが、チームみんなで一致団結して頑張れたと思います」
――大会に向けての練習で意識していたことを教えてください。
林「コースの風が結構強くて、グリーンが小さく難しいことが分かっていました。そのことを頭に入れながら、風の対応などを意識してやっていました」
相場「女子部もグリーンが小さくて風が強いコースだったので、試合前に練習ラウンドを2回行って、コース慣れを重点的にしました」
――試合全体で印象に残ったホールはございますか
林「自分は9番ホールです。全体的にも難しいホールという認識はあると思いますが、自分は4日間で6個スコアを落としてしまったので、難しかったなと思います」
相場「みんな口をそろえて言っているのが、インの11番のロングホールです。ティーショットが右も左もすぐOBというホールで、多分みんな暫定球を打っていました」
――今大会でのご自身・チームの方のベストプレーを教えてください。
林「初日が全体でトップに立てて、 もう少し伸ばしたいなという感じの68でしたが、チーム全体でスコアを伸ばすことができたので初日です。1年生の工藤颯太(総合1=日大山形)が4日間でスコアを10個伸ばしているので、 そのおかげで上位に行けたというのはあると思います」
相場「片山での一番のベストスコアの2日目の74です。2番ホールでOB入れて74だったので、個人的には結構頑張ったかなと思います。(他の部員のベストプレーは)初日の丸尾(羚水・経営1=日章学園)の71、2日目の益永(彩未・法1=大分)の70です。二人とも1年生ですけど、よく頑張ってくれたなと思います」
――今大会の収穫と課題を教えてください。
林「2日目までは結構トップと僅差でしたが、3日目、4日目であまり伸ばしきれず、東北福祉や日大についていけませんでした。終盤、最終日の強さというのが個人としても大学としても課題かなと思います」
相場「やっぱりスタートダッシュをしっかり切れることが大事だなと部員全員で話しています。今回は上手くいって、良かったからこそ最終日までスコアを崩さないことも目標としていましたが、6位まで落としてしまいました。これが自分とチームの欠点なので、そこを改善したら来年、再来年も優勝が見えてくるのではと思います」
――今年度を振り返っていかがですか。
林「秋リーグでBリーグに降格してしまって、本当に後輩たちに申し訳ないなと思っています。常陸宮杯では上位に行けたので、来年は後輩たちがしっかりAに戻してくれると期待しています」
相場「今年度は一個上の実力のある先輩が抜けて不安だなという思いがありましたが、だからこそみんなで一層頑張ろうという思いでやってきました。関東大会もずっと3位止まりではありますが、そこから順位を落とすことなく、それなりの成績を残せたのでよかったなと思います」
――4年間で学んだことを教えてください。
林「1・2年生の時は結構わがままをしてしまっていましたが、3・4年生になってどういう風に動いたらいいか、どういう発言が適しているかとかをよく考えるようになったかなと思います」
相場「1・2年生の時は先輩の言うことをずっと聞いているだけだったので、言ってしまえば楽だったのですが、こうやって主将を務めさせていただいてからはチームをまとめるのが本当に大変でした。主将になってからはチームの一員として見え方が変わって、1個下の子とかに結構きつく言ってしまうところもあって、人間関係で少し悩んだりもしました。ですが、キャプテンとしてはそれなりに頑張っていけたのかなと思います」
――後輩にメッセージをお願いします。
林「来年はすぐに春のリーグ戦で優勝して、入れ替え戦も勝って、Aリーグに上がってくれることを期待しています」
相場「(自分たちの時は)なかなかみんなで集まって何かをすることが少なかったと思います。でも何か一つにみんなで取り組むことは、団結力の向上とか、団体戦の最終日とかにつながってくると思います。もっとみんなで一緒に何か1つのことに向かって頑張ってほしいです」
――4年間で特に思い出に残っていることはございますか。
林「去年、ミズノオープンと横浜ミナトチャンピオンシップというプロのツアーに出られたことが思い出として残っています。やっぱりレギュラーツアーはたくさんのギャラリーの前でプレーできるので『いい球だな』とかそういう声が聞こえてきて、すごく気持ちよかったというか、楽しかったです」
相場「OBの方々との関わりです。大人の方々と会話をして、応援してくださっている声を間近に聞くと、もっともっと頑張ろうと感じました」
――今後の目標をお願いします。
林「今年はQT失敗してしまって、来年出場できる試合は今のところないですが、来年のQTで上位に入ってツアーに出られるように頑張りたいです」
相場「自分はこれからプロの道に進んでいくので、明治大学体育会ゴルフ部の名に恥じないようにツアーで活躍していきたいです」
――ありがとうございました。
[岩本文乃、藤原茉央]
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