調整不足で結果振るわず/明治乳業杯

1999.01.01
 毎年全国から強者たちが集まり、熱戦が繰り広げられる今大会。本学からは宮原、藤井、渡邊の3人が出場した。しかし惜しくも勝利を挙げることができず、3人共1試合でトーナメントから姿を消してしまう悔しい結果となった。
 

 1日目は藤井の96kg級が行われた。試合前、「頑張れ。勝ったらベスト4だ」と多賀総監督は期待を寄せた。しかしポイントを奪えず第1ピリオドを落としてしまった藤井。第2ピリオドでは1ポイント先取したものの、残り30秒で3ポイントを決められ無念の敗退となった。
 
 2日目は74kg級に宮原、120kg級に渡邊が出場した。昨年のこの大会で3位入賞を果たした渡邊。今年も上位入賞に期待が懸かったが、「何もできずに負けてしまった。全部防御された」(渡邊)と1ポイントも取れず悔しい敗北を味わった。また、インカレ準優勝の実力をもつ宮原は、先月のリーグ戦で負った肩の亜脱臼が完治しないまま出場。練習も満足にできなかった宮原は試合開始早々2ポイントを取ったが、後半から相手にポイントを奪われ逆転負けを喫した。
 
 壁の高かった今大会を3人はそれぞれ振り返る。「アップしっかりやったつもりでも動けなかった」(藤井)、「技がないと勝てないと改めて思った」(渡邊)、「まだまだ甘いと思い知らされた。オフェンス力を磨きたい」(宮原)。今回の悔しさと反省を肥やしにして、8月のインカレでの開花を期待したい。