今年度も地域交流プロジェクトが開催! 小学生の笑顔であふれた一日に/アーチェリー部×ローバースカウト部 地域交流プロジェクト

 昨年度から始まった地域交流プロジェクトは2回目の開催となった。今年度は天候にも恵まれ、午前の部午後の部ともに多くの小学生が参加。普段体験する機会の少ないアーチェリーや外国の遊びを通して交流を深めた一日となった。

◆11・17 アーチェリー部×ローバースカウト部 地域交流プロジェクト(明大八幡山グラウンドアーチェリー場)
▼アーチェリー部
 アーチェリー体験教室
▼ローバースカウト部
 外国のあそび(モルック、スタッキング、クディッチ、ディスクゴルフ、いろはにこんぺいとう)

 昨年度は天候不良のため午後の部のみの開催となったが「午前も午後も開催できて率直にうれしい。去年申し込んで雨になって参加できなかった人も(今回)いらっしゃったので『今年は両方開催できて良かったね』といろんな方に言っていただいた」(西脇怜奈・法3=薬園台)。「4日前の予報だと雨予報だったが、(当日は)晴れの形で準備したものを提供できたということで、胸をなでおろす思い」(中川慶太・商3=福岡大大濠)と今年度は天候に恵まれ、参加者だけでなく主催者も含め充実した一日となった。

 アーチェリー部はアーチェリーの体験教室を実施した。アーチェリー部員が防具の着用から行射までマンツーマンで指導。さらに小学生だけでなくその保護者も体験することができ、弓の重さや的の中心を狙う難しさを家族で共有する場面も見られた。実射が終わると1エンドで行われた点取りでは「風船を割ると得点が増えるという工夫をして小さな子にも楽しんでもらえた」(西脇)と割れば10点が加算される風船を二つ用意。風船を二つとも仕留めた小学生も多く、会場は拍手に包まれた。「『子供が旅先でアーチェリーをやってみてすごく面白かったと言っていて、それができる場が欲しいとずっと考えていた』という(保護者の)言葉があったので、(アーチェリー体験教室が)好奇心を築く場になれて良かった」(中川)と振り返る。

(写真:的にある風船を狙う小学生)

 ローバースカウト部は外国の遊び体験を五つ用意。「(今年度は)満足度の点をこだわった。手持ちぶさたにならないよう、いろいろなプログラムを織り交ぜてやるということ。そして今回チームワークということを軸に考えたので、参加者がその場で仲良くなって取り組めるような協力対戦の形を取り入れ、子供たちが協調性を持って取り組めるというものにプログラムを改善した」(中川)と昨年度も実施したモルック、スタッキング、クディッチの三つに加えてディスクゴルフといろはにこんぺいとうも実施。どの遊びも運動能力を問わず楽しめ、全力で取り組む子供たちの姿に「(子供たちの)好奇心旺盛に取り組む姿が見られたのは、やっていて本当に価値のある体験のできる場を提供できた」(中川)。

ディスクゴルフの様子

(写真:籠を狙ってフリスビーを投げる小学生)

モルックの様子

(写真:木製のピンを投げる小学生)

いろはにこんぺいとうの様子

(写真:縄に触れないようにくぐり抜ける小学生)

スタッキングの様子

(写真:組み立てられたコップ)

クディッチの様子

(写真:輪にボールを投げた時の様子)

 アーチェリー部とローバースカウト部それぞれの体験が終わると閉会式を実施。そこでは両プログラムで集計された得点の上位3人が表彰されメダルの授与が行われた。また参加した小学生全員にお菓子のつかみ取りが用意されており、最後まで子供たちを楽しませる場をつくり上げた両部員。「私たちアーチェリー部は普段からここ(明大八幡山グラウンドアーチェリー場)で練習をしているので、地域の方に恩返しができたのかなという意味で、いいイベントにできた」(西脇)。来年度もこのプログラムは開催する予定だという。

[堀口心遥]

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