ルーキー紹介(3) 鈴木将斗

1999.01.01
 今年も本学レスリング部に元気なルーキー5名が入部。明大レスリング部の生活にも慣れてきた今日このごろ。今月26・27日に控える新人戦を前に、本学の将来を担う期待のルーキーたちを紹介します!

次なる舞台は世界ジュニア!鈴木将斗

 わずか5歳で始めたレスリング。「最初は(レスリングを)本格的にやるとは思ってなかった」が、小学生のうちに全国大会を制覇し、レスリングに目覚めた。中学では1度も入賞することはできなかったが、高校に入ると鈴木にとって大きな出会いがあった。「新米の先生が監督だったけれど、その先生と気が合った」。監督はグレコローマンの専門で、鈴木にその技やスタイルを教え込んだ。鈴木もそれに応えるように、めきめきと実力を上げていく。2年時の全国グレコローマン選手権大会での3位入賞をはじめとして、数々の大会で好成績を残した。

 高校を卒業した鈴木は当初「大学に行くつもりはなかった」が、監督の薦めで大学進学を決意。「少人数での練習のほうが(実力が)伸びると思った」と明治への進学を決めた。

 本学では主にフリースタイルの練習を中心に行うため、グレコローマンの練習はあまり行われない。だが「(グレコに)自信はあった」という鈴木は大学入学後すぐに、その実力を見せ付ける。4月末に行われたJOC杯グレコローマンスタイルで見事優勝。これにより7月29日よりトルコで行われる世界ジュニア選手権への出場権を獲得した。「あっという間に終わった。実感がなかった」と話した鈴木だったが、表彰台の一番上に立っていたのはまぎれもなく鈴木本人だった。その後のリーグ戦でも55kg級で2勝を挙げるなど、1年生らしいはつらつとしたプレーでチームに貢献した。

 6月26日からはいよいよ新人戦が始まる。夏の世界ジュニアに向けて、ここで勢いをつけたいところだ。

☆一問一答☆

――レスリングを始めたきっかけは?
 「兄がやっていたのと、小さいころの喘息を治すためです。」

――得意技は?
 「スタンドでの攻めです。あとはがぶり返し」

――寮生活はどうですか?
 「慣れてきて楽しいです!」

――今まで最高でどれぐらいの減量をしたことがありますか?
 「(今年4月の)JOCのときは、2週間で9kg落としました」

――大学4年間での目標はありますか?
 「ロンドン五輪に出ることですかね」

――世界ジュニアでの目標は?
 「3位以内に入りたいです!」

――では新人戦への意気込みを!
 「フリースタイルでは入賞を、グレコでは優勝を目指します!」
 
◆鈴木将斗 すずきまさと 農1 焼津水産高出 164cm・60kg

[佐藤慧]