王座決定戦直前!選手紹介

1999.01.01
 春季リーグ戦で準優勝を果たし、現在波に乗る”個性派集団”明大ホッケー部。勢いそのままに、今週26日から行われる全日本大学王座決定戦(通称『王座』)に関東第2代表として出場します。そこで今大会を前に、本学の注目選手たちをポジション別に紹介し、その素顔に迫ります!

★GK★

 一瞬の判断力と持ち前の軽いフットワークを生かし、高校時代からU-18日本代表として活躍してきた荒川裕恭(政経1)。彼の座右の銘は”一生懸命”で、「なまけると結果が悪くなってしまうから、努力しないといけないタイプなんですよね…」と自己分析する。
 そんな荒川が目標とする選手は、現在本学の正GKとして君臨している長岡(営2)だ。「(長岡に)早く追いつけるよう頑張ります!」。今日も”一生懸命”に努力を続ける荒川が、王座で出場の機会を狙う!
◆荒川裕恭 あらかわゆうすけ 政経1 横田高出 177cm・68kg

 「ほかにスポーツがなかったから」ホッケーを始め、「キーパーしかなかったから」GKを選んだという長岡大祐。だが今では「先読みして動くんじゃなくて、なんか(相手が)打った瞬間にボールの軌道が見える」という天性のセンスと反応の良さを存分に発揮し、本学の守護神としてその地位を揺るぎないものにしている。またU-21日本代表にも選出されており、「(U-21では)正直自分が一番うまいと思う」と、代表として経験を積む中でさらに自信を深めているようだ。
 下級生ながらも積極的に指示を出し、チームの士気を鼓舞するのも長岡の役割となっている。「自分の指示を聞いてほしいっすね。DFから攻めていけるといい」。人一倍声を張り上げながらゴールを守る、メイジの元気な守護神・長岡に注目だ!
◆長岡大祐 ながおかだいすけ 営2 置賜農高出 176cm・80kg

★DF★

 中学からホッケーを始めた吉仲恒二(法1)。当時通っていた中学校ではホッケーが盛んで、彼の家はその練習グラウンドの横にあった。そして、幼いころから楽しそうに練習する学生たちの姿を見ていた彼はホッケー部入部を決めた。王座では足の速さを武器に、「足を生かしたプレーがしたい。とにかく試合を楽しみたい」と明るく語る彼の活躍から目が離せない!
◆吉仲恒二 よしなかこうじ 法1 天理高出 167cm・55kg

 普段から自主練習に積極的に取り組む努力家の小林平(農2)。彼はコーナーでの1対1を得意とする。試合では「どのチームがライバルというより、強い人との1対1が楽しい」と純粋にホッケーを楽しんでいる。ほかにもユニホームのシャツはきちんと入れるなど、彼のホッケーに対する誠実さが見て取れる。その姿勢が王座決定戦に向け、チームをさらに勢いづける!
◆小林平 こばやしたいら 農2 横田高出 171cm・59kg

 兄と姉の影響でホッケーを始めた橋谷桂太(営4)。ホッケーを続けようと思ったのは、小学校時代に経験した全国優勝がきっかけだった。ユニホームのこだわりは襟を立てることで、その訳を「かっこいいかな~と思って」と話す。王座では「点を取りたい」と言うように、その持ち前の明るさでDFの要としてだけでなく、チームの中心となって試合を盛り上げてくれること間違いなし!
◆橋谷桂太 はしやけいた 営4 丹生高出 170cm・67kg

★MF★

 「ライバルや意識している選手は特にいません」とマイペースな藤田隼規(営1)。しかしU-18日本代表に選ばれるほどの実力者で、中盤プレーヤーの注目株だ。「王座では地元の朝日大と当たるかもしれない。高校の同期もいっぱいいるし、試合に出て頑張りたい」と話す。得意のドリブルで相手を次々とかわす藤田のプレーに期待したい。
◆藤田隼規 ふじたじゅんき 営1 岐阜総合学園高出 166cm・58kg

 「傘を持つと、ついドリブルしちゃいます」と茶目っ気たっぷりの徳島龍太(理工2)。中学まではホッケーとサッカーを両立していたが、自分に一番向いているという理由でホッケー一筋になる。高校時代は名門・天理高校でホッケー漬けの生活を送った。また、「試合の前には必ず空を見る。こういう空の下でこんな試合をしたってことを覚えておくために」とロマンチストな一面も。王座では「得点につながるパスをしたい。見ている人が面白いと思ってくれるような試合がしたい」と意気込む。
◆徳島龍太 とくしまりゅうた 理工2 天理高出 169㎝・60kg

 腰パンがトレードマークの清水貴弘(商2)。「いつものスタイルでリラックスして試合に臨みたい」と試合中も意志を貫く。ホッケーを始めてから一番思い出に残っている試合は、高校1年の時の選抜大会の決勝。それまでフル出場で活躍していたが、前夜に風呂場でケガをしてしまいベンチ待機。「今までで一番悔しかった」と話す。そんな清水は「気が遣える。プレーでも周りが見えている」(徳島)と言われる頭脳派プレーヤー。中盤から的確にパスを回し、得点につなげる。「試合中は腰パンに注目。あとピンチの時でも繊細なドリブル見てほしい!」。王座では清水の華麗なドリブルに注目だ。
◆清水貴弘 しみずたかひろ 商2 丹生高出 174cm・64kg

 中盤から指示を送り、ゲームメイクをする野原佑弥主将(法4)。的確なパスで試合を展開し、ある時は自らゴールを狙う。そんな野原が常に注目している選手は、強豪・山梨学大の今年度主将、三澤。幼稚園から高校まで一緒で、いわば戦友。「日本代表とかにも選ばれたり、すごいなと刺激を受ける」。春季リーグ、本学は決勝で山梨学大に敗れ準優勝。王座では「主将になって半年経った。次は勝って、春季リーグ以上の成績を残したい」と意気込む。幼なじみを超え、頂点をつかみたい。
◆野原佑弥 のばらゆうや 法4 横田高出 172cm・65kg

★FW★


 前線でボールを受けると、見事なボールコントロールと足の速さで相手DFを惑わす若槻省吾(商1)。1年生ながら多くの試合に出場し、春季リーグ戦準優勝の原動力となった。「とにかく積極的に走ってボールを受けて、相手に勝負を仕掛けていく」と若槻。王座戦でも持ち前の運動量を武器に活躍してくれるに違いない。
◆若槻省吾 わかつきしょうご 商1 横田高出 170cm・65kg

 独特のドリブルテクニックと冷静な試合判断、ボールキープ力を持ち前に、春季リーグ東農大戦でも貴重な先制点を決めてみせた中尾一樹(法2)。明治に入り「雰囲気も良く、このメンバーでやれて良かった」とチームの中で生き生きとしたプレーを披露する。「まずは1得点」、王座戦でも勢いに乗る中尾のプレーから目が離せない。
◆中尾一樹 なかおかずき 法2 八頭高出 173cm・65kg

 明治の速攻のカギを握る沼田栄信(法3)。圧倒的な突破力を誇るドリブルを武器に、爆発的なスピードで相手DFを一瞬で置き去りにする。試合前に飲むと言うVAAMでプレーも気分も燃え上がり、熱い姿が見る者を惹きつける。「今年に懸ける」と熱意も十分だ。リーグ戦ではその実力を遺憾なく発揮。王座戦でもゴールを量産する沼田のプレーに期待したい。
◆沼田栄信 ぬまだよしのぶ 法3 石動高出 170cm・60kg

 誰もが認める努力家。普段の練習から自主練に至るまで妥協を許さず、その姿勢で常にチームをけん引する。また「足に絶対的な自信がある」と、全日本ユース選考会の場でも誰よりも走れることを証明した。弟が所属するという天理大に闘志を抱く伊藤。王座戦で夢の兄弟対決実現となるか。ピッチを縦横無尽に走り回る伊藤に注目だ!
◆伊藤和貴 いとうかずき 理工4 横田高出 173cm・61kg