王者・青学大に完敗/関東大学新人戦

 準決勝、相手は関カレ王者・青学大。青学大は少数精鋭で1・2年生の試合の出場機会が多く、経験豊富なチーム。対する本学は強豪日大を倒し、先日の大東大戦で20点差をひっくり返す大逆転劇を演じるなど、最も勢いのあるチームだ。

 好ゲームが予想されるかと思いきや、第1クォーターから一方的な展開となってしまった。青学大が激しいディフェンスからボールを奪うと、お家芸の速攻であっという間に得点。本学のターンオーバーなどのミスも重なり、開始早々10‐0とされてしまう。その後も青学大の速いペースに付き合わされ、第1クォーターは青学大リードの30‐12で終えた。

 第2クォーターも青学大ペースは変わらない。「ボールを止めるな」の監督の指示通り、速いボール回しから、ミドルシュート、ドライブなど多彩な攻撃を展開した。一方、本学はエースの金丸(晃・政経2)にボールを集める淡白な攻め。金丸が強引に青学大ディフェンスの突破を試みるが、何度も阻まれた。

 第3、第4クォーターも青学大の流れを止めることができなかった。「切り替えの速いバスケットに対応できなかった。運動量の差も明らかだった」(田村・政経1)。終盤田村のドライブが決まり出すも、差を縮めることができず完敗。60点差がつく、力差を感じさせる試合だった。

 「青学大とは経験の差があった。結果は真摯(しんし)に受け止める」(塚本コーチ)。確かに大敗した。しかし、日本のトップレベルと戦った経験は大きな収穫だ。この経験を明日以降へ生かしてほしい。