
菊地が優勝! 明大勢3人が表彰台に/東日本学生選手権
大会2日目は新人選手権男子フリースタイルが行われ、明大からは11人の選手が出場。菊地一瑳(政経2=埼玉栄)が125キロ級で見事優勝し、加藤佑規(営2=宇都宮商)、小川礼寿(文1=飛籠)が準優勝を果たすなど明大勢が好成績を残した。
◆11・26~28 東日本学生選手権(駒沢屋内球技場)
[男子フリースタイル]
▼57キロ級
小川――準優勝
▼65キロ級
髙塚――1回戦敗退
小山内――2回戦敗退
國年――2回戦敗退
三島――1回戦敗退
▼74キロ級
和田――2回戦敗退
▼79キロ級
加藤――準優勝
森――1回戦敗退
▼125キロ級
菊地――優勝
前回大会までフリースタイルでは92キロ級に出場していた菊地。しかし今大会は125キロ級と大きく階級を変更し挑んだ。「92キロ級や97キロ級で戦うのは正直厳しいなというのが自分の中であった」。
そんな覚悟を決めた菊地が迎えた準決勝の相手は中大の岩崎。普段戦う相手よりもはるかに体格の大きな相手であったが、必死に食らいつき積極的に攻撃を仕掛ける。前半は両者とも互角の戦いが続き、1点リードで終える。続く後半は開始早々、相手に4点技を決められ逆転を許してしまうも、負けじと強力なタックルで相手を場外に押し出す。さらに後半1分30秒、相手の攻撃をうまくかわし2点技を決め同点に追い付くと、その後は場外で奪取した1点を守り抜き、決勝へと駒を進めた。
迎えた決勝はロースコアの展開となった。開始早々、パッシブにより1点を献上。さらに「前半にいきなりタックルされた。絶対ツー(2点)はあげられないなと思った」。と、攻撃を受けるも失点を1点に抑える。菊地も巧みに相手の体を押し倒し、2点技に成功。「後半はバンバン自分から攻めて良い差しでいけた」と振り返るように、試合終了の合図まで常に攻めの姿勢を見せラストポイントで見事優勝を決めた。
そして57キロ級では小川、79キロ級では加藤がそれぞれ決勝に進出。小川は開始2分、相手に右足をつかまれると、そのまま背中から倒されバックをとられる。後半開始1分には、一瞬のスキを突かれ2点技を2度決められるなど、計4点を失い、敗北。一方加藤は前半開始1分にローリングで一挙に4得点を奪う。しかしその後は相手にペースをつかまれてしまう展開に。2点リードで迎えた後半開始1分、2点技で同点に追い付かれると、試合終了間際、体勢を崩したところをそのまま押さえつけられ、ローリングで6得点を献上。悔しくも準優勝に終わった。
[杉山瑞希]
試合後のコメント
菊地
――今の気持ちはいかがですか。
「初めて125キロといういつもの階級の2階級上で出て、やはりが力負けとか不安だったんですけどスタミナが自分はある方だったので最後まで攻め切れて勝てたのかなと思います」
――次の天皇杯に向けて意気込みをお願いします。
「全日本は97キロ級で両スタイル出るので、今年もメダルを目指して頑張りたいと思います」
小川
――準優勝を決めた今の気持ちを聞かせてください。
「今回の試合のトーナメントが結構当たりが良くて、うまくいけば決勝にいける可能性があるなというトーナメントだったので、チャンスの試合だったかなと思っていました。でもそういうチャンスがあった中で最後決勝で勝てなかったのは悔しいです」
――勝ち進むことができた要因は何だと思いますか。
「コーチの人たちに自分の足りない部分とかを明治に入ってから教えてもらったことで、 高校の頃より大学に入って自分のレスリングをパワーアップさせることができたんだと思うし、その結果として準優勝ができたと思います」
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