国士大に完勝、金丸(晃)50得点/関東大学新人戦

 本年度のルーキーたちを一望できる新人戦初日。アウトサイドから押し攻め、国士大に大差で勝利した。

 開始およそ1分間両チームとも譲らず無得点だったが、ディフェンスのスキをついて金丸(晃・政経2)が先制点を取った。ディフェンス面では幾度となくショットブロックではじき、相手に得点を許さない本学。その流れに乗って駒水(政経2)がリバウンドに絡んでファウルをもらい、連続してシュートを入れるなど好プレーが見られた。

 良い雰囲気を保って臨んだ第2クオーター。不動のエース金丸(晃)は3Pシュートを持ち前の速いモーションで立て続けに決め、周囲を沸かせた。アウトサイドからだけでなくインサイドでも激しい1対1を仕掛け、ねじこんでファウルを誘う巧みさも見せつけた。また、このクオーターでは交代が頻繁に見られ、土屋(営2)や鈴木(農2)などがエネルギーを発揮した。

 ダブルスコアに持ち込めそうな点差で迎えた後半では、この日ゲームキャプテンを務めた若林(商2)の冷静な判断が光った。外でボールを回し、Vカットで相手を振り切り、シュートのチャンスを何度も作った。ほとんどの1年生は得点に結びついたプレーは少なかったが、「1年はまだ経験が少ないが、自分たちが持っている力は出せた」と田村(政経1)が話したように、佐藤(法1)や森永(政経1)などが果敢に攻め込んだ。

 コート上の5人が1、2年隔てなく声を掛け合い、集中を切らさなかった本学。絶好調だった金丸(晃)はこの日50得点をたたき出した。次の日大戦のカギとなるプレーヤーだけに、期待も大きくなる。ベスト8を懸けた明日、代々木で今日の良い調子を出してほしい。