接戦するも敗退。悔しい2位/関東学生争覇戦

2013.09.18
 連覇が期待された今大会。各大学から6人出場し、1対1形式で試合を行う。減点が少ないまたは同じ場合はタイムが早い選手が勝ち、その大学に勝ち点が1つ入る。その勝ち点の多い大学が、勝ち点が同じ場合は6人の合計減点数の少ない大学が勝利するという変わった形式の大会だ。

 1日目の1回戦は6-0と、どの選手も危なげのない騎乗で法大を圧倒。王者の貫禄を存分に見せつけた。翌日に行われた2回戦では強敵専大相手に、最初の4人で早々に勝負を決め見事に決勝進出。今年も明治の優勝で決まりかという雰囲気が会場に広がった。

 しかし、そう簡単にはいかなかった。迎えた日大との決勝戦。1、2回戦とは違い相手有利で試合は進む。明大1番手の斉藤(功・政経1)が総減点5と、惜しくも1点差で敗れてしまい、先手を取られる形で試合は始まる。2番手篠原(営3)が勝ち点を取り勝負を振り出しに戻したが、続く3番手山内(商4)が敗れた。これで勝ち点は1-2。明治の連覇に暗雲が立ち込めてきた。4番手の柘植は流石の一言。まさに「王者明治」の騎乗、減点0、大会最高のタイムで有無を言わさない勝利を飾った。これで勝負はまたわからなくなった。5番手は常勝明治を引っ張る西脇主将。絶対に負けられないという意地を見せ、執念で勝利をもぎ取る。勝ち点は3-2でついに一歩リードした。しかし、連覇まであと一歩というところでまさかの失態。6番手の吉田(賢・政経1)がまさかの3反抗で失権し、チャンスを逃さず完走した日大に敗れた。

 結果は3-3の同点だったが、6人の合計減点の少ない日大が優勝し、連覇を逃してしまった。試合後、「調子は悪くなかった。ベストメンバーだったのに負けてしまった」と西脇主将は厳しい表情だった。2週間後には関東インカレが迫っており、本学は現在17連覇中だ。今大会で見えた課題を克服し、偉業を成し遂げる瞬間を見せてほしい。