ルーキー・船崎が1500メートルで2位 菊原、由井も入賞/全日本学生距離別選手権

 今年度も群馬県の伊香保リンクで行われた全日本学生選手権。明大からは昨年度に続き、5種目に総勢13人が出場。船崎優太(政経1=駒大苫小牧)が1500メートルで2位。由井雛斗(政経2=嬬恋)、菊原颯(政経2=市立長野)もそれぞれの得意種目で1桁順位を獲得し、入賞を果たした。

11・30〜12・1 第44回全日本学生距離別選手権(高崎健康福祉大学伊香保リンク)
男子500メートル 
水口ーー16位 津田ーー18位 輿水ーー30位
男子1000メートル 
由井ーー4位 狩野ーー24位 津田ーー39位 水口ーー51位 輿水ーー60位
男子1500メートル 
船崎ーー2位 由井ーー4位 佐藤ーー7位 中村虎ーー17位 狩野ーー35位
男子5000メートル 
菊原ーー7位 中村龍ーー10位 中村虎ーー15位 田原ーー21位 東海林ーー22位 原ーー26位
男子10000メートル
菊原ーー4位 中村龍ーー12位 田原ーー18位 東海林ーー19位 原ーー22位 

 明大勢のトップに君臨したのはルーキーの船崎。1500メートルで終始安定した滑りを見せ、1100メートル地点では28秒92となるラップタイムを残すなど、1分52秒49の好成績で2位に輝いた。「優勝を目指していたので悔しい気持ちもあった」(船崎)。同じく1500メートルに出場した由井は、勢い良く滑り出し、暫定1位となる24秒07のラップタイムで1周目を終える。その後、少しペースが落ちるも大崩れすることなく、昨年度の11位を大きく上回る4位に。「詰めが甘いところもあったが、満足した結果ではあった」(由井)。さらに、翌日の1000メートルでも4位を収め、さらなる進化を遂げた。

 長距離では菊原が昨年度に続き、2部門で1桁順位の活躍をみせる。初日の10000メートルでは、レース前半でリズムが乱れ、4000メートル地点では15位に沈むも「徐々にフォームを修正し、後半では自分の思うような走りができた」と、本来の姿を取り戻し、驚異的な追い上げで4位獲得。2日目の5000メートルでも周回を重ねるごとにラップタイムを上げ、7位でレースを終えた。

 来年1月には日本学生氷上選手権(インカレ)が開催される。「優勝に向けて、一つでも上のチームに勝てるようになりたい」(羽田光希監督)。昨季には14年ぶりとなる総合3位に輝いた明大は、2006年以来の制覇を目指すべく、チーム一丸で今季の大一番を迎える。

[李翔恩]

試合後のコメント
羽田監督
――今大会の結果をどう評価されますか。
 「ここ1カ月間ほぼ毎週レースがある中、疲労もあったと思うのでよく頑張ってくれました。いろいろ課題が見つかったり、反省点もあったり、いい大会だったと思います」

菊原
――今大会を振り返っていかがでしょうか。
 「4位も7位も自分の目標にする順位ではなかったので、満足はしていないです。インカレではこの順位から上げられるように練習していきたいと思います」

由井
――好成績を残した要因はございますか。
 「外のリンクが得意というのが大きいですね。元々外のリンクで練習していたので、そういったところでは他の選手よりは慣れているかなと思います」

船崎
――インカレへの意気込みをお願いします。
 「1500メートルでは表彰台に立つことが目標であり、今のままでは届かないと思うので頑張っていきたいです。また、1000メートルにも出場することになり、入賞できるように頑張ります」