中大に惜敗 セカンドリーグ2連敗を喫する/エイワ杯関東大学リーグ戦

 法大戦の敗戦からおよそ2週間が経ち、セカンドリーグ4戦目の相手は中大。試合は第1P序盤で2失点を許し、追いかける展開となる。後半は無失点で切り抜けたものの、リードを奪うことができないまま敗戦。悔しい2連敗となった。

◆9・8~12・1 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ他)
▼11・30 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
明大2{1―2、0―1、1―0}3中大○

 第1Pは苦しい立ち上がりとなった。7分4秒に相手選手に1人でゴールまで持ち込まれ失点。さらにその約3分後にもディフェンスのスキをつかれ、ゴールを決められた。立て続けに2点を失い厳しい立ち上がりとなったが、明大も反撃に出る。第1P終盤にキルプレーからFW西脇颯(文3=武修館)が抜け出し、身体で押し込んで得点。「早々に2点取られてしまい、流れが悪かったが、自分がたまたまいい所に立っていて決めることができたので、逆にいい形で終われた」(西脇)。リードを許すも悪い流れを断ち切り、第1Pを終えた。

 続く第2P。相手陣地での攻撃時間が徐々に増えたが、ゴールを決めきれない状況が続いた。10分にゴール前の攻防で競り負け失点し、2点差に離された。その後は相手GKの好守にも阻まれ、明大は最後までゴールネットを揺らすことができなかった。最終第3Pもなかなか得点を奪うことができない。チャンスは作るものの決定打に欠け、時間がどんどん進んでいった。残り約1分のところでFW寺内理雲(政経1=駒大苫小牧)がゴールに押し込み点差を縮めたが、その後6人攻撃を仕掛けても守りの堅い中大に追いつくことはできず。1点差で敗れ、法大戦から2連敗となった。

 攻撃面では課題の残る結果となったが、守備面では後半を無失点で切り抜けるなど、収穫もあった。「最初2失点したが、『今日はいける』というような調子の良さを感じた。後半は無失点で終われたので、明日につながるいい試合だったと思う」(GK渡邊周・文4=武修館)。明日の東洋大戦に勝利すれば優勝が決まる明大。ここまでの試合で見つかった課題と収穫を生かし、春の秩父宮杯関東大学選手権に続いて王座をつかみ取る。

[安田賢司]

試合後のコメント
中村直樹監督                                      
——前回の法大戦で初黒星となってから、ここまでの期間で変えたことはありましたか。
 「出場選手が変わったので、セットのやり繰りです。セットの展開を考えながらやりましたが、なかなかうまくハマらなかったかなという感じです。(今日の試合の中でも)うまくハマっていないなというふうに思って2Pからセットを変えたりしました」

——明日の東洋戦に向けていかがですか。
 「明日勝てば優勝で、負ければ3位になってしまうので、勝ち切りたいです。4年生がしっかりと結果を出して、1~3年生でどれだけ4年生のサポートをできるかなというところかなと思います」

渡邊
——今試合にどのような気持ちで臨みましたか。
 「前回の法大戦でケガ人も多く出てしまいましたが、できるメンバーでやらなければならないので『全員でプレーしよう』と、一人一人やるべきことをやろうと挑みました」

——明日への意気込みをお願いします。
 「ここ一番の試合なので勝つことはもちろん、この後も大会が続いてくるので、内容的にも勝ち切れる試合を目指します。今日足りなかった得点力や出だしをしっかり修正して、全員で勝てるように準備したいです」

西脇
——ゴールを振り返っていかがですか。
 「パックが入ればゴールなので、 ここは何があっても決めたいと思って、自分ごと貪欲にいきました」