
全日本大学選手権 試合後コメント
岡本知也主将(政経4=五所川原工)
――日体大戦を振り返ってみていかがですか。
「日体大さんは春秋のリーグ戦(春季、秋季関東大学1部リーグ戦)で負けて苦手意識があったんですけど、それでも秋リーグが終わって練習してきたトータルディフェンスであったり、コンビの部分、攻撃のパフォーマンスには自信を持って臨みました。しかし予想以上に相手のディフェンスが固くて、サーブも押し込まれる場面が多くて、なかなか自分たちのやりたいバレーができなかったなっていうのが正直な感想です。勝つつもりでいたんで、もちろん負けて悔しいです」
――岡本選手のサーブが光りました。
「サーブは個人のパフォーマンスが非常に大きいので、これまでいっぱい練習してきましたし、自信持って打ちたいっていうところがあって。思い切って打ったのもそうですけど、ベンチのメンバーであったり、スタッフとかコート内のメンバーも『打ってっていいよ』って言ってくれて。あとは自分のこれまでやってきたことを信じて打つことができたので、それは結果的にサービスエースだったり、相手を崩すっていう結果につながったのかなと思います」
――全日本大学選手権(全カレ)を振り返ってみていかがですか。
「チームとしてこの1年間の成長を感じることができましたし、守備の面では特にそれを感じました。去年はフルセットを2回やったので、体力をつけるためにサーキット(トレーニング)を取り入れて体力つけたりだとか、選手をいろいろ使っても戦えるようにチームをつくり上げてきたので1、2、3回戦といろいろ選手交代をしながら勝ち切れて非常に良かったです。万全の状態で日体大戦も臨めたんですけど、それでも足りない部分が多かったかなっていうのが正直な感想です」
――この1年を振り返ってみていかがですか。
「主将としてやってきて、監督、コーチも去年とは違う体制で、新しくスタートしてきたっていうところで。自分は高校時代にも主将を務めたことはあるんですけど、またそれとは違った選手主体のチームっていうところで主将の難しさを感じました。チームとして個人のパフォーマンスに頼ることがこれまでは多かったんですけど、今年入ってから組織力に注力してきて、それでも未完成、足りない部分はとても多かったので、組織力には来年期待したいです。満足する結果は残せなかったんですけど、収穫のある1年間だったなって思います」
――後輩へメッセージをお願いします。
「これまで支えてくれたマネジャーや、試合に出なくてもチームをサポートしてくれる選手、主務とかアナリストにはいろいろな形で助けてもらいましたし、選手のみんなにはコート内だけでなくいろいろ多くの関わりがあって仲も良かったので、後輩には残りの学生生活は悔いなく終わってほしいなって思います。主将として情けない部分があって頼りがいがないところもあったんですけど、それでもついてきてくれてありがとうっていう気持ちを伝えたいです」
黒澤孝太(政経3=明大中野)
――日体大戦を振り返ってみていかがですか。
「相手のディフェンスとかサーブが完全に自分たちより上回ってたかなって感じで、相手が粘ってくるところ粘り切れずに相手に決められちゃって、結構苦しい試合だったなと思います」
――黒澤選手が決めていた場面も多くありました。
「3セット目は気合い入ってて、終わらせたくないって気持ちで結構乗れたんですけど、1、2セット目乗り切れずにちょっと中途半端なプレーになっちゃって、そこがすごく悔いが残ってます」
――この1年を振り返ってみていかがですか。
「チームとしてはすごく成長したかなって。大ざっぱに言ったらそうなんですけど、正直まだまだ詰めれるところもたくさんあるし。でも今年知也さん(岡本)たちの代がつくってくれたものっていうのをしっかり引き継ぎながら、来年に向けてまたチームづくり、自分たち新4年が中心となって頑張っていきたいです」
――4年生はチームの中でどのような存在でしたか。
「引っ張ってくれる存在でもあるし、雄大さん(坂本・政経4=市立尼崎)とかはみんなを笑かして和ませてくれる存在でもあるし、やっぱいざという時にみんな頼りになるいい先輩たちだと思います」
――試合後4年生からどのような言葉を掛けられましたか。
「知也さんからは『来年はお前がエースだよ』って言われました。自分が来年はしっかり決め切ってエースになれるように頑張りたいです」
――来年は最上級生としてどのような先輩になりたいですか。
「正直自分はあんま人に言えるタイプじゃないんで、とにかくプレーで引っ張っていければなと思います」
――来年に向けて一言お願いします。
「来年こそは。もうずっと優勝を目指してきて、今回はベスト8って結果で終わってしまったんで、来年こそは全カレで勝つっていうことを目標に頑張っていきたいと思います」
近藤蘭丸(文3=東福岡)
――日体大戦を振り返ってみていかがですか。
「僕たちも日体さんの対策してて、向こうももちろんしてたと思うんですけど、僕らはコンディションとかも悪くなかったんですけど、向こうの力が勝ってたのかなとは思いますし、序盤の入りがちょっと悪くなっちゃって、そこから日体さんの勢いのあるバレーに飲まれちゃったのかなって思います」
――具体的には相手のどのようなところが勝っていましたか。
「向こうもディフェンスが良くて、打ってもブロック抜けた先には人がいて、それもちゃんと拾われて。ディフェンスが良かったと思いますし、一番はサーブで攻められたので、サーブ力っていうのは結構差が出たかなと思います」
――この1年を振り返ってみていかがですか。
「僕は副将で幹部っていう立場でやらしてもらったんですけど、すごく難しくて。チーム見なきゃいけないし、メニューも考えなきゃいけないし、引っ張らなきゃいけない立場ですごく難しかったし。知也さんも難しかったと思うんですけど、それをサポートできたのかなっていうのがちょっと心残りっていうか、反省があります」
――試合後4年生からどのような言葉を掛けられましたか。
「もう真っ先に『お前がいてくれたからこのチームは成り立った』ってことを言ってくれて。ほんと勝たせたかったなって思いますし、そう言ってくださって本当にうれしいです。その次には『来年絶対勝て』って『お前ら1年間しっかりやれよ』ってことをちゃんと伝えられました」
――4年生に向けてメッセージをお願いします。
「僕らが1年生で入った時からすごく良くしてくれて、すごくフレンドリーで、みんないい人で。バレーもそうですし、バレー以外でもすごく良くしてくれたんで、本当感謝の気持ちでいっぱいです」
――次期主将として一言お願いします。
「もちろんチームを引っ張っていかないといけないし、厳しいことも声掛けていかないと思うんですけど、僕らの代は主将とか関係なく、学年内で言い合える学年にしようっていうことで。学年全体で下級生だったりチームにどんどん言っていこうっていう感じで話してるんで、主将としてもセッターとしても引っ張っていって、チームを僕ら同期で引っ張って、来年全カレで勝てるようにしたいです」
佐々木駿(商3=土浦日大)
――日体大戦を振り返ってみていかがですか。
「対策で動画で見た時よりもやっぱ日体のプレーが格段に上だったのかなと思うのと、あと自分らがどうしてもサーブで攻め込まれて思うような展開に持っていけなかったっていうのが、今日勝てなかったところなのかなと思います」
――敗因は何でしたか。
「どうしても点差でリードできなかったっていうのが痛いってところですかね。多分リードしてたら向こうもあんまりサーブで攻めてこなかったと思うので、こっちが先に点数を取れなかったのが多分敗因なのかなと思います」
――全カレ全体を振り返ってみていかがですか。
「昨日の東亜大が鬼門だったのかなと思ってたんですけど、しっかり3-0で勝ち切れたのはやっぱり大きいとこなのかなと思って。今日も負けてしまったんですけど、1年間の成長が見えたのかなと思います」
――4年生はチームの中でどのような存在でしたか。
「知也さんだったりとか、晃太朗さん(金田・政経4=駿台学園)だったり、雄大さんだったり、一人一人個性があって、自分の中ではやっぱ心強い存在だったのかなと思います」
――試合後4年生からどのような言葉を掛けられましたか。
「泣いちゃったんですけど、晃太朗さんとかから『お前がいないと東日本(大学選手権)だってああいうとこまでいけてない』って言われちゃって余計うるってきちゃって(笑)」
――来年に向けて一言お願いします。
「今年4年生がいいチームつくってくれたので、新しいメンバーを入れてもっと強い明治をつくっていければなと思います」
磯脇侑真(政経2=東福岡)
――日体大戦を振り返ってみていかがですか。
「やっぱ細かい部分っていうか、力負けしてる部分もあったんですけど、1プレーの細かいところの差で負けたって感じだと思います」
――全カレを振り返ってみていかがですか。
「最初は硬さがあったんですけど、だんだん1回戦、2回戦とやっていくうちにパフォーマンスも上がってきてて。だけど最後相手に圧倒じゃないですけど、自分たちのプレーができなくて負けたので、ちょっとそこが悔しいって感じです」
――リベロとして戦った1年間でした。
「初めてリベロのレギュラーでやらしてもらって、最初春リーグの時は駿さん(佐々木)に助けてもらってたんですけど、東日本、全日本インカレっていうふうに通用するっていうことが分かったので、来年は日本一目指して頑張りたいなと思います」
――4年生についてはいかがですか。
「もうほんとに最後全日本インカレここまで来れたっていうのも4年生のおかげだし、春リーグだったり東日本だったりも本当に迷惑しかかけてなくて、その中で2位といういい成績を残してくれて、最後まで引っ張ってくれてほんとに感謝しかないです」
――試合後4年生からどのような言葉を掛けられましたか。
「知也さんからは『期待してる、気負いすぎんなよ』みたいな感じで言われました」
――来年以降に向けて一言お願いします。
「またこうやって惜しいところで終わってるので、来年はもう4冠目指して頑張ります」
渡邉健(政経2=日本航空)
――日体大戦を振り返ってみていかがですか。
「相手にすごく押し倒されたっていう感じで、自分たちのバレーのいいところが出せなかったっていうのが悔しいところで。自分はトスを上げてもらえることが多かったんですけど、大事なとこで決め切れてなかったなっていうのがあって、悔しい気持ちがあります」
――今後個人で強化したいことは何ですか。
「ブロックですね。やっぱり高さがないので、止められなくてもワンタッチとかでつないでいきたいんで、やっぱブロックを強化していきたいですね」
――全カレを振り返ってみていかがですか。
「3回戦からチームの勢いが上がってって、チーム全体的にはいい雰囲気でできたと思います。やってて最高のチームだなって思えたので良かったです」
――この1年を振り返ってみていかがですか。
「やっぱり自分は秋リーグとか出れなかったりして経験はちょっと浅かったんですけど、最後のこの大舞台に出させてもらえたっていうので、この経験を糧にして、来年も再来年も頑張っていきたいなって思います」
――試合後4年生からどのような言葉を掛けられましたか。
「最後負けて泣いている時に『よく頑張った』って言ってくれて。自分的にはいいプレーとかはできてなかったんで悔しかったんですけど、でも『期待してるからね』って言われて、その言葉を糧にこれからも頑張っていきたいなと思います」
――来年に向けて一言お願いします。
「来年高さは落ちるんですけど、やっぱりディフェンス面で頑張っていきたいと思うんで、全カレ優勝できるようにまた頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[上原朋子、七海千紗、坂内咲月]
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