日体大に0-3で敗北 ベスト8で幕を閉じる/全日本大学選手権

2024.11.30

 全日本大学選手権(全カレ)準々決勝は、関東大学1部リーグに所属する日体大と対戦した。関東大学秋季1部リーグ戦(秋季リーグ戦)では1-3で敗れた相手であったが、リベンジはかなわず敗戦。ベスト8で全カレを終えた。

◆11・26~12・1 全日本大学選手権(東京体育館他)
▼11・29 対日体大戦(船橋アリーナ)
明大0{21―25、20―25、22―25}3日体大〇


<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB渡邉健(政経2=日本航空)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也(政経4=五所川原工)、MB山田美雄(政経3=東福岡)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

 これまで全カレでは失セット数を0で勝ち上がってきた明大。ベスト4を懸けた準々決勝で、日体大と対戦した。春秋のリーグ戦で敗れた相手とのリベンジを果たしたい一戦。第1セット序盤から、拮抗(きっこう)した戦いが繰り広げられる。岡本がサービスエースを決め、勢いに乗るかと思われたが、日体大に4連続得点を許してしまう。その後は明大が得点を追うかたちとなるも、試合の主導権を日体大に奪われたまま21-25で第1セットを献上した。

 第2セットでは、序盤から1-5と点差をつけられてしまう。「打ってもブロックを抜けた先には人がいて、それもちゃんと拾えていた」(近藤)。相手のディフェンスに打ち勝つことができず、思うように攻撃につなげることができない。明大もメンバーを交代し、立て直しを図る。途中出場の坂本雄大(政経4=市立尼崎)が吉田竜也(政経2=駿台学園)との息の合った攻撃で点数を重ねていく。岡本もこの日3度目となるサービスエースを決め、明大も必死に食らいつくが、追いつくことができずこのセットも日体大に奪われた。

 後がなくなった明大。第3セットでは金田晃太朗(政経4=駿台学園)がクイックで相手を崩す。さらに、サービスエースを決め勢いに乗った。しかし「相手のディフェンスやサーブが完全に自分たちよりも上回っていた」(黒澤)。ボールをつなぐが、決めきることができず、じわじわと点差をつけられてしまう。黒澤のバックアタックや金田のスパイクで負けじと得点するも、相手の勢いは衰えることなくストレート負けで試合を終えた。

 「予想以上に相手のディフェンスが堅かった」(岡本)。日体大のディフェンスに打ち勝つことができず、全カレはベスト8で幕を閉じた。それでも、今年度は東日本大学選手権2位、秋季リーグ2位と明大バレーボール部として成長を遂げた。「ずっと優勝と言ってきて、今回はベスト8で終わってしまった。来年こそは全カレで勝つことを目標に頑張りたい」(黒澤)。次こそ「頂」へ。来年度の活躍に注目だ。

[坂内咲月]

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